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「お受験を制する子」がクリスマスからしている事 年末年始に目白押しの行事が実はとても重要

東洋経済オンライン / 2023年12月23日 14時30分

来年秋の幼稚園、小学校受験を考えている家族はクリスマスに海外旅行をしている場合ではない?(写真:pearlinheart/PIXTA)

「年が明けたら」「春頃から……」とお受験対策をお考えのお父さんお母さんには耳が痛いお話となるかもしれません。2024年秋にお子さんの幼稚園受験、小学校受験をお考えの方のほとんどが、正直に申し上げて認識が甘い!のです。本稿では、東京でお受験教室を主宰する著者が、お受験を始めるのに適切な時期を紹介します。

戦いは1年前から始まっている

みなさんはお受験準備のスタートはいつからとお考えでしょうか? 「区切りのよい年始である1月」や「新しい年度を迎える3月か4月」と思いこまれている方が大勢いらっしゃるようです。確かに、その時期は希望にあふれ、やる気もアップされる時期でしょう。

ただし、お勉強の塾や体操教室、リトミック教室など、ほとんどのお受験向けの幼児教室は「11月始まり」が常識となっています。そう、その秋のお受験が終わったお子さんたちと入れ替わりに翌年にお試験を受ける子たちが入室するというサイクルなのです。

こうした内情がわかっているご家族ですと、前年の夏ごろから動き始め、11月には余裕をもって、お子さんのお行儀、マナーや説明力の指導、親御さんには願書作成、両親面接向けの立ち居振る舞い、マナー、質疑応答のノウハウを含めたトータルでのお受験対策をスタートさせています。

お受験準備を遅くとも前年11月には始めたほうがいい理由は2つあります。

幼稚園受験、小学校受験共に、志望の幼稚園や学校で求められるのが、日本の年間行事をご家族でどのように捉え、どのように過ごしてきたか?ということです 。ペーパー試験にももちろん出題されますし、子どもへの口頭試問や親子面接、両親面接でも質問されることは大いに想定されるからです。

とは言え、まだ幼い子どもですから、二十四節気すべてを教え込む必要はないでしょう。

「二十四節気」
立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒

親子で各行事をどう過ごしたかが重要

しかし、最低でもお正月はもちろんのこと、節分、桃の節句、春分、お花見、端午の節句、七夕、お月見、秋分、大晦日など、日本人にとっての主要の行事について、その意味をお子さんにきちんと教えていくことは非常に大切です。

そして、その日のために親子で一緒にどのような準備をしていたか、何をお供えしたり飾ったりしたか、当日はどのように過ごし、親子でどんな会話をしたか……?など、お子さんの記憶に留めさせておきたいものです。

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