何を、誰から学ぶかで女性の人生は変わる!? ~教育と才能の扉~(女性の幸せの見つけ方特集-4)
Woman.excite / 2015年8月8日 4時15分
女性には、運命を決める7つの扉がある
好きを仕事にするボーダーラインは年収300万円 ~仕事とライフワークの扉~
大切なのは、ママが自分の人生を生きること ~出産と子育ての扉~
の続きです
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女性の運命を大きく変えるのは7つの扉。前回の「出産と子育ての扉」では、本田さんは「子どもが13歳になる頃を目途に、親は再び自分の人生を生きることが大切」と話してくれた。
しかし、「自分の人生を生きる」と言われても、そのために自分をどう導いていけばいいのかがわからない。そこで引き続き、お話を伺いました。
女性の運命は、教育で大きく変わる
「教育と言っても、大学がどうとか最終学歴がどうということよりも、『女性としてどう生きるか』についての教育のほうが大事かもしれません」と、本田さん。
日本では、良妻賢母型の教育に力を入れているところはあっても、起業家やアーティストとして生きていくことを積極的に奨励するところは、まだ少数派。自分の意見をはっきり言いすぎると女性として生意気だと思われてしまうという空気は、いまだ誰もが感じている。
「しかし、これから女性として本当に才能を輝かせていきたいのなら、自分のやりたいことを明確にして、自分の意見を明快に語る能力は不可欠です。」(本田さん談)
自分なりのライフスタイルを打ち出す
なぜ、自分の意見を明快に語る能力が不可欠なのか? それは、両親の思惑や文化的な刷り込みから脱出しないと、幸せを見つけにくいからだ。明治の時代から、自由を求めた女性はいたが、年号が平成になってしばらく経つ今でも、男女がまったく同等なチャンスを得ているようとは言い難い。
「それでも自分の大好きな仕事も思う存分やって、かつ、プライベートも楽しむような女性が当たり前になる時代は、もう少しで来ると思います」(本田さん)
それを実現するためには、人生を上手に生きるセンスが必要! 自分の才能を使って仕事をし、経済的自由を持っていること。それでいて、女性らしさも失わない。現代の女性は、そういう難しいバランスの上で、自分なりのライフスタイルを打ち出していく必要がある。
扉の向こうに待っているもの=自分の才能を社会と分かち合う
「私には才能なんてないから、そんな話、関係ない」と思う人がいるかもしれない。けれども、才能というのは、何かに秀でることだけではない。ここで言う才能とは、「その人がその人らしく、自分の能力を発揮できること」を指す。「自分には才能がない」と構えてしまうのはナンセンスだ。
「自分の好きなこと、得意なことを、自分1人あるいは自分の家族の中だけで共有するのにとどめるのではなく、外に発信していくかどうかが人生の分岐点となります。会社勤めでもフリーランスでも経営者でも、必要なのは自分の才能を見つけて、それを社会と分かち合うことです。」(本田さん談)
教育と才能の扉を開けた先にあるのは、まさにそれだ。
才能を分かち合うためにメンターを探そう
メンター(Mentor)とは、人生のことをいろいろと教えてもらえる存在のこと。社会と才能を分かち合い、自分らしく生きていくためには、メンターの存在が欠かせない。と同時に、「誰をメンターにするのか?」も、とても大切な問題だ。
メンターは必ずしも1人であるとは限らない。仕事のメンターがいれば、生き方のメンターもいる。女性としてのメンターもいれば、母親としてのメンターもいる。
「人生のジャンル毎にメンターを持つことを心がけてください。1人だけの教えにこだわってしまうと、偏った生き方、考え方になってしまいがち。どんなに素晴らしいメンターでも、あらゆるジャンルに長けているということはないので、そのメンターの一番いいところだけを学ぶようにするのが現実的だと思います」(本田さん談)
同性として憧れる、幸せなメンターを持つ
この時、特に大切なのは、「幸せな女性」のメンターを持つこと。同性だからこそわかることというのは、少なからずある。たとえば、子どもが3人いて、仕事も楽しくやっていきたいと考える人は、子育てをしながらビジネスでも成功している女性のメンターを探す必要があるだろう。
そういう相手であれば、いま自分が悩んでいること、迷っていることを相談できるし、より具体的なアドバイスもしてもらえるはずだ。
これが異性のメンターならば、ビジネスのことでは相談できるかもしれないが、家庭との両立はどうしたらいいか?という質問にはピンと来る答えが返ってこないかもしれない。「女性のメンターがいいというのは、彼女も同じ道を歩んできたので、あなたの悩んでいることが、はっきり想像できるからです。」(本田さん談)
教育や才能の扉を開け、どのように進んでいけばよいかはわかった。だが、そのためには、家族の協力も必要だ。次回は、「あなたの最高と最低を引き出す存在 ~家族の扉~」を開いてみよう。
「運命が開く7つの扉について、もっと突っ込んで知りたい!」と思った人は
◇女性の幸せの見つけ方 ~運命が開く7つの扉~(本田健・著/きずな出版) 定価:本体1,300円(税別)
(ライター:楢戸ひかる)
(楢戸ひかる)
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