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【海外発!Breaking News】91歳の飲酒ドライバー、法廷で「もう車は運転しません」(英)

TechinsightJapan 2018年7月14日 16時47分

まだまだ元気な高齢者も多いが、年とともに耳が遠く目も見えにくくなり感覚が鈍る状態での運転はやはり危険極まりない。アクセルとブレーキを踏み間違えるという一瞬の誤りが、他人を巻き込む事故を引き起こすこともある。このほどイギリスで、運転歴76年という91歳の女があろうことか飲酒運転による衝突事故を起こした。幸いにも他人が巻き込まれることはなかったが、女は法廷で「もう二度と車を運転しない」と誓ったという。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。

エセックス州ウェスト・マーシー在住のポーリーン・ホリガン(91歳)は6月3日の午後8時15分頃、同州コルチェスターをアウディA3スポーツバックで走行中、車止めポールと街灯柱に衝突する事故を起こした。現場に駆けつけたコルチェスター警察がポーリーンにアルコール検知器で2度にわたり検査をしたところ、呼気100ミリリットル中のアルコール濃度が47マイクログラムで、法定限度の35マイクログラムを超えていることが明らかとなった。ポーリーンは逮捕され同警察署へと連行されたが、警察の指示に素直に従い、酔ってコントロールを失ったと供述したという。

7月9日、コルチェスター治安裁判所で行われた裁判に出廷したポーリーンは、飲酒運転を認めた。76年の運転歴を持つポーリーンは、これまで事故を起こしたことがなく裁判に出廷したこともなかったという。弁護人は法廷でポーリーンが書いた反省文を判事や裁判官に手渡し、「被告は今回の件を深く反省している」と述べた。

数日後に92歳になるというポーリーンは、裁判にて聞き取り辛いような仕草を見せており、弁護人に「もっと大きな声で言って」と繰り返し頼む姿も見られたようだ。事故では幸いにも他人が巻き込まれることがなく、自身の車と街頭設置物を破損したのみだったことから、ブレンダ・ピアース判事は14か月の免許取り消しと319ポンド(約47,000円)の裁判所費用支払いを命じただけに留まった。しかしポーリーンは「取り消し命令の期限が終わっても免許の申請はせず、もう車を運転しない」と判事に伝えた。

ポーリーンは91歳で有罪判決を受けた飲酒運転者として、英国内で最高齢ではないかとされている。これまでは、2013年にサフォークで逮捕された男性運転手デイビッド・バイが88歳、2014年に有罪判決を受けた女性運転手ベティー・ティーグが85歳でそれぞれ国内で最高齢の飲酒ドライバーと言われていた。

このニュースを知った人からは、「76年も無事故だったなんて本当に運が良かったんだね。でもここにきて飲酒運転なんて…もう高齢だから運転しないほうがいいよ」「実はこれまでも飲酒運転をしていたけど、運よく捕まっていなかったんじゃないかな」「車の保険会社も、こんな高齢者との契約に何も言わないのかな」「年齢関係なく、飲酒運転する奴は身勝手で愚か者だ」「これだけ高齢になると感覚も鈍くなって支障をきたすことが多いから、高齢者はやっぱり運転禁止にすべきだと思う」「運転免許切り替え時にもひっかかってないってことよね。こんな年まで運転を許可させるのって怖い」「14か月後、運転したい気分にならないことを祈る」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年7月9日付「Pensioner, 91, becomes Britain’s ‘oldest drink driver’ after crashing high-spec Audi A3 into lamppost」(Image: Eastnews Press Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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