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英首相、ロックダウン再導入を擁護 ジュネーブ・伊は制限強化

ロイター / 2020年11月3日 5時10分

ジョンソン英首相は2日、新型コロナウイルス感染急拡大抑制に向けてイングランドにロックダウン(都市封鎖)措置を再導入する決定を擁護した。ロックダウンが始まったベルリンで2日撮影(2020年 ロイター/HANNIBAL HANSCHKE)

[ロンドン/パリ/ローマ/ジュネーブ/プラハ 2日 ロイター] - ジョンソン英首相は2日、新型コロナウイルス感染急拡大抑制に向けてイングランドにロックダウン(都市封鎖)措置を再導入する決定を擁護した。

週末に発表したロックダウン再導入を巡り、対応が遅すぎる、もしくは必要ないといった批判の声が上がる中、ジョンソン首相は「医療かつ倫理上の大惨事」を回避する時と強調した。

英国では1日当たりの新規感染者数が2万人を超え、政府科学顧問機関は死者数が最悪で8万人を超える可能性があると警告している。ロックダウンは5日午前零時から導入され、12月2日までの約1カ月間続く。

スペインではこの日、新規感染者数が先週末から倍増超の5万5000人強に達し、これまでの最多を記録。公式発表では、累計の感染者数は124万人超となっているものの、サンチェス首相は研究や試算を踏まえると、300万人を超えている公算が大きいとの認識を示した。

フランスでも、この日の新規感染者数が5万2500人超と、過去最多を記録した。マクロン仏大統領は先週、10月30日から12月1日までの約1カ月、全土で再びロックダウンを実施すると発表した。

ドイツでもメルケル首相が「冬期は人との接触を制限する必要がある」とし、「前途に光が見えのはまだかなり先のことだ」と慎重な見方を示した。また、今年は新年を祝う大規模イベントは行われないとしつつも、クリスマスの家族での集まりは可能になるだろうと述べた。

ドイツでは同日から1カ月間、緊急の部分的ロックダウン措置が始まった。

イタリアのコンテ首相は、コロナ感染拡大阻止に向けた制限措置を強化すると表明。数日中に施行される。しかし、全土でのロックダウン再導入には踏み切らなかった。

同国では過去24時間で新規感染者が約2万2200人となった。前日から約3万人減少したものの、検査数の大幅減が背景にあるとみられる。

新たな制限措置の下、感染が深刻な地域の往来を制限するほか、全土では週末にショッピングセンターを閉鎖し、公共交通機関の利用者数を現在の80%から50%に制限する見通し。夜間外出禁止令も発令されるが、実施の時期は不明。

イタリアでは先週すでに、バーや飲食店を午後6時閉店としたほか、ジムや映画館、劇場を閉鎖するなど経済活動を制限している。

スイス・ジュネーブではこの日、レストランや非必須の商店が閉鎖されるほか、5人以上の集会が禁止される。

ジュネーブでは、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も前日、新型コロナ感染者と接触したとして、自主隔離措置を講じてている。

テドロス氏は「再び、行動すべき決定的瞬間を迎えている」とし、世界各国首脳に取り組みを強化するよう訴えた。

スロバキアのマトビッチ首相は、国民の約3分の2に相当する360万人超が週末に実施した大規模なコロナ検査を受けたと発表した。うち1%強の3万8359人に陽性反応が出たという。

*内容を追加しました。

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