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FRBの年内3回利下げは「妥当」=SF連銀総裁

ロイター / 2024年4月3日 5時42分

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)による年内3回の利下げは「妥当な」予想との考えを示した。2022年1月撮影(2024年 ロイター/Joshua Roberts)

[2日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)による年内3回の利下げは「妥当な」予想との考えを示した。その上で、インフレが高止まりする場合には利下げ回数を減らし、労働市場が低迷したりインフレが予想よりも急速に低下した場合には利下げ回数を増やす用意があるとした。

ネバダ州ラスベガスでのイベントで「現状維持が今のところ正しい政策だ」と指摘。「現時点では経済と政策は良好な状態にある」とし、「インフレは低下しているが、そのペースは緩やかで平坦ではない。労働市場は依然として好調で伸びも力強い。したがって、金利を調整する緊急性はまったくない」とした。

前回の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表された金利・経済見通しでは、FRB当局者19人中10人が引き続き年内に少なくとも合計0.75%ポイントの利下げを想定していることが示された。一方、19人中9人は年内の利下げ回数が2回以下と見込んでいる。

デイリー総裁は「これは非常に妥当な基準だと思うが、あくまで予測であり、約束ではない」と言及。あまりに早い時期に金利を引き下げるとインフレが過度に高い水準で固定されてしまう「現実的なリスク」があるとした。

その上で「インフレが予想よりも強ければ少ない回数の利下げを望むかもしれないし、労働市場が落ち込み始めたり、インフレが急速に低下した場合にはより多くの利下げが適切と考えるかもしれない」とした。

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