1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

FIFAゲームのアイテム購入方法、消費者団体が当局に調査要請

ロイター / 2022年6月3日 9時55分

 複数の米消費者団体は6月2日、ゲーム製作会社エレクトロニック・アーツ(EA)が手がけるサッカーゲーム「FIFAアルティメットチーム」について、アイテムの購入方法が利用者に誤解を与え、過度な支出を強くあおっているとして米連邦取引委員会(FTC)に調査を要請する書簡を送った。写真は同ゲームで遊ぶ人々、ロサンゼルスで2015年6月撮影(2022年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン 2日 ロイター] - 複数の米消費者団体は2日、ゲーム製作会社エレクトロニック・アーツ(EA)が手がけるサッカーゲーム「FIFAアルティメットチーム」について、いわゆるルートボックスが利用者に誤解を与え、過度な支出を強くあおっているとして米連邦取引委員会(FTC)に調査を要請する書簡を送った。

ルートボックスは実際のFIFA選手のアバターを使ったゲームを有利に進められるアイテムが入った箱。手に入るアイテムはコンピューターがランダムに決める仕組みになっている。ルートボックス購入は本物の通貨以外にデジタル通貨も使用が可能で、これが支出額を分かりにくくしてしまう恐れがあると消費者団体側は主張している。

書簡は「だれもが欲しがる『プレイヤー・オブ・ザ・イヤー』などのカードは、ポイント獲得のため何千ドルも使うか、仮想通貨を稼ぐために何千時間もゲームをしない限りほとんど入手の可能性がない」と記している。

書簡を送った「フェアプレー、センター・フォー・デジタル・デモクラシー」など15団体は、FIFAアルティメットチームのプレーに通常かかる費用は50─100ドルだが、EAがもっと利用者にお金を使わせようとしていると訴えた。

EAは2日の声明で、このゲームの利用者数百万人の78%はゲーム内でそうした購入をしていないと反論。広報担当者は購入が常にオプションだとも強調し「われわれは支出制限を含め、親が管理できる仕組みを使うことを推奨している。そうした仕組みは当社のプラットフォームだけでなく主要ゲーム全てのプラットフォームで利用できるようになっている」と述べた。

さらに担当者は、EAがゲーム利用者自身でプレー時間や幾つのルートボックスを開いたか、何を購入したかを確認できるダッシュボードを導入していると指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください