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午後3時のドル105円前半、3カ月ぶり高値 株安・金利高で

ロイター / 2021年2月4日 15時34分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の105円前半。写真は、都内のディーリングルーム。2017年1月23日に撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 4日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 105.13/15 1.2015/19 126.33/37

午前9時現在 104.98/00 1.2040/44 126.41/45

NY午後5時 105.01/04 1.2034/35 126.39/43

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の105円前半。日本や中国の株安、米国株先物の下落などリスク回避の環境のなかで、ドルは3カ月ぶり高値をつけた。ユーロや英ポンドなど欧州通貨に対するドル高もドル/円の上昇に寄与した。

午前の取引では、輸入企業によるドル買いや米長期金利の上昇に支えられてドルが買われた。この日は日本や中国の株安や米株先物の下落などを受けてリスク回避環境が広がったことで、午後に入ってもドル買いが続き、ドルは一時105.19円まで上昇し、昨年11月12日以来の高値を付けた。

米10年国債利回りは1.1461/1444%の気配と、前日ニューヨーク市場午後5時05分時点の1.1391%から上昇している。

ユーロや英ポンドなどの欧州通貨の弱さもドル買いを支援した。

ユーロは前日の海外市場で一時1.2004ドルまで下落し、昨年12月1日以来の安値を付けた。

「投機筋はこれまで、中長期的なユーロロングを保有してきたが、そろそろ手じまおうかという向きが現れているのかもしれない」と、FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏は指摘する。

ただ、1.20ドルちょうどでは、実需筋などが買いオーダーを並べているという観測もあり、1.20ドルが買い支えられるようであれば、焦ってロングを巻き戻す必要もないだろうと同氏はみている。

一方で、ユーロが1.20ドルを割り込んだ場合は、「1.22ドル台や1.23ドル台など高いコストでユーロを買い込んだ短期筋による投げ売りが予想され、ストップを巻き込んで、ユーロ安が加速する可能性がある」(外為アナリスト)と警戒する声も聞かれた。

英ポンドは一時1.3597ドル付近まで下落し、2週間半ぶりの安値をつけた。

イングランド銀行がマイナス金利導入に前向きな姿勢を示すとの懸念が、英ポンド安の背景だという。

イングランド銀行は4日、英国でマイナス金利政策が実行性の上で可能かどうかについて、市中銀行から意見公募した結果を公表する。

4日の政策委員会会合では、政策金利と債券購入プログラムは据え置かれる見通し。

(為替マーケットチーム)

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