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麻生氏のトランプ会談に透ける下心丸出しな“片思い”…前大統領にいたっては親友シンゾーの死を忘れた?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月26日 9時26分

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“もしトラ鑑み”でも節操なさすぎ…(トランプタワーに出向いて会談した自民党の麻生太郎副総裁)/(C)AP=共同

 今や被告の前大統領の横でニヤニヤしている自民党ナンバー2の顔なんて、まったく見られたもんじゃない。

 自民の麻生副総裁が24日(日本時間)、ニューヨークでトランプ前米国大統領と1時間ほど面会。今年11月の大統領選でのトランプ返り咲きを見据えた動きのようだが、トランプ前大統領への一方的な“片思い”の感が拭えない。

 トランプタワーで麻生氏を出迎えたトランプ前大統領は、ご機嫌な様子で麻生氏を指さしながら「とても有名な男だ。そうでしょ?」と軽くジャブ。日本へのメッセージを記者から求められ「偉大な国で、とても良くやっている」とヨイショした。

 盟友だった故・安倍元首相に触れて「シンゾーは親友で本当にサイコーだった」「彼が恋しいよ」と寂しさをにじませていたが、ホンネかどうか。日経新聞電子版(24日)によると、昨年半ばにトランプ前大統領と側近の間で日本の話題が出た際、次のようなやりとりがあったという。

〈(トランプ前大統領が)「シンゾーに会いたいな」と話し、側近が「安倍氏はすでに亡くなっています」と答えると「そうだった。それならミスター・アソーだ。彼なら私も知っている」と2番目に麻生氏の名前を出したという〉

 まさか、親友の死すら忘れていたのか。

■もみ手をしながら媚を売りに行ったようなもの

 表面上は日本への親しみを示す一方、史上空前の円安ドル高については手厳しい。トランプ前大統領は自身が立ち上げたSNSで〈米国にとって大惨事だ〉と指摘。通貨安誘導を念頭に〈私が大統領の時、とりわけ日本と中国に対して「そんなことやめろ」と説得に多くの時間を費やしてきた〉として、〈私は日本と中国に制限を設け、もし破ろうものなら地獄のような代償を払わせる〉と息巻いた。

「トランプ氏に日本はますます御しやすい相手だと思われたのではないか。秋の大統領選でトランプ復活の可能性があるとはいえ、岸田首相が国賓訪米した直後のタイミングに、わざわざ首相経験者が出向くとは、スリ寄り以外の何物でもありません。トランプ氏が日本に突き付けそうな厳しい要求をかわすために、もみ手をしながら媚を売りに行ったようなものです。政策課題があるなら、大統領に返り咲いた後に堂々と議論を交わせばいい」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)

 トランプ前大統領は再選したら、日本の防衛費についてGDP比2%を突破するよう要求するといわれている。早くも米国へのポチぶりを発揮していては、先が思いやられるばかりだ。

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