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ローマ教皇、支援職員死亡悼む ガザとウクライナの平和呼びかけ

ロイター / 2024年4月4日 10時14分

 ローマ教皇フランシスコは4月3日、週定例の謁見式で、パレスチナ自治区ガザとウクライナの平和を改めて求めた。バチカンで撮影(2024年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

[バチカン市 3日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは3日、週定例の謁見式で、パレスチナ自治区ガザとウクライナの平和を改めて求めた。

1日にはガザで支援団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」のスタッフ7人が死亡。イスラエルのネタニヤフ首相は意図しない「悲劇的な」出来事だったと述べた。

教皇は「ガザで人道支援物資の配布に当たっていたボランティアたちの死を深く憂慮し、この人々と遺族のために祈る」と講話。ガザの即時休戦、パレスチナのイスラム組織ハマスが拉致したイスラエル人全員の解放、人道支援への全面アクセスを改めて求めたほか、地域紛争が無責任に広がることがないようにと訴えた。

また、ウクライナは「殉教させられている」と述べ、戦死した23歳のウクライナ人青年兵に言及。「今、われわれ皆で沈黙の時を持ち、この若者と彼同様に戦争という愚行によって死亡した多くの人々を思い、祈りたい。戦争は常に破壊する」と語った。

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