1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

日経平均は3日ぶり小反落、高値警戒と先高観が綱引き

ロイター / 2024年3月5日 15時41分

 3月5日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比11円60銭安の4万0097円63銭と小幅ながら3日ぶりに反落して取引を終えた。写真は株価ボード。都内で2月22日撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比11円60銭安の4万0097円63銭と小幅ながら3日ぶりに反落して取引を終えた。前日に初めて4万円の大台に乗せ、高値警戒から売りが優勢だった。もっとも、根強い先高観が支援してプラスに切り返す場面もあり、前日終値を挟んだ一進一退となって方向感は出なかった。

日経平均は227円安で反落して寄り付いた。これまでの上昇をけん引してきたアドバンテストなど半導体関連株の一角が軟調となり、日経平均を押し下げた。一時268円安の3万9840円34銭まで下落した。一方、先物に断続的な買いが入って後場にはプラスに転じ、117円高に上昇する場面もあった。建設や銀行などバリュー株が買われ、TOPIX(東証株価指数)は反発した。

今週は米国でパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や、週末の2月米雇用統計の発表などが予定される。市場では「SQ(特別清算指数)週の上に複数のイベントがあり、荒っぽい値動きになる場面もありそうだ」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との見方が聞かれた。

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日開幕し、李強首相は2024年の経済成長率目標を5%前後に設定すると表明。「弱い数字が警戒されていたが、ひとまず安心感につながった」(別の国内証券のアナリスト)との受け止めが聞かれた。

TOPIXは0.5%高の2719.93ポイントで取引を終え、バブル後高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.5%高の1399.76ポイントで昨年来高値を更新した。プライム市場の売買代金は5兆1039億6800万円だった。東証33業種では、値上がりは建設や証券、鉱業など24業種で、値下がりは倉庫・運輸関連やサービス、不動産など9業種だった。

アドバンテストや信越化学工業、アステラス製薬が軟調だった一方、配当方針の変更に伴う大幅な増配を公表した大林組がストップ高となった。三井住友FGも堅調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.1%高の767.44ポイントと、小幅に続伸した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが931銘柄(56%)、値下がりは670銘柄(40%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 40097.63 -11.60 39881.73 39,840.34─4

0,226.99

TOPIX 2719.93 +13.65 2696.68 2,694.58─2,

724.86

プライム市場指数 1399.76 +6.95 1388.47 1,386.82─1,

402.28

スタンダード市場指数 1277.89 +8.71 1267.10 1,264.46─1,

278.98

グロース市場指数 962.64 +2.08 954.36 943.90─963.

13

グロース250指数 767.44 +0.75 761.25 751.80─767.

83

東証出来高(万株) 174166 東証売買代金(億円 51039.68

)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください