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IfW、今年のドイツ経済成長予測を0.1%に下方修正

ロイター / 2024年3月6日 18時23分

3月6日、 ドイツのキール世界経済研究所(IfW)は、今年の同国の国内総生産(GDP)予測を従来の0.9%増から0.1%増に下方修正した。フランクフルトの建設現場で2023年7月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

Maria Martinez

[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツのキール世界経済研究所(IfW)は6日、今年の同国の国内総生産(GDP)予測を従来の0.9%増から0.1%増に下方修正した。

先行指標を踏まえると、上半期のGDPはゼロ成長となる見通し。来年は1.2%増と、従来予測に沿った水準になるという。

「ドイツ経済はこれまでのところ回復が見られない。主に構造的な問題に圧迫され成長余地が少なくなっている兆しが増えている」と指摘した。

来年のGDPは新型コロナウイルス流行前の2019年の水準を2%しか上回らない見通しという。

失業率は昨年の5.7%から今年5.8%に上昇し、来年5.6%に低下する見込み。熟練労働者の不足は大幅な賃金上昇につながるという。

インフレ率は昨年の5.9%から今年2.3%に、来年は1.7%に低下するとみられている。

「消費者物価上昇率が顕著に低下しているため、実質可処分所得は今年3年ぶりに増加し、個人消費を刺激するだろう」としている。

輸出は今年1.7%減少するが、来年は世界貿易の緩やかな回復に伴い、3%増加する見通し。

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