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バイデン・トランプ両陣営、ヘイリー氏支持者巡り激しい争奪戦開始

ロイター / 2024年3月7日 7時43分

 3月6日、米大統領選の共和党候補指名争いでヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明したことを受け、ヘイリー氏支持者を巡って、共和党候補指名を確実にしたトランプ前大統領と、民主党候補指名が見込まれる現職バイデン大統領(写真)の両陣営が早速争奪戦を開始した。5日、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Stephanie Kelly

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補指名争いでヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明したことを受け、ヘイリー氏支持者を巡って、共和党候補指名を確実にしたトランプ前大統領と、民主党候補指名が見込まれる現職バイデン大統領の両陣営が早速争奪戦を開始した。

ヘイリー氏はトランプ氏を応援しない姿勢を示し、これまでトランプ氏が取り込めなかった有権者の支持を得られるどうかは、彼自身の行動次第だと指摘した。

共和党予備選では、いずれも大統領選の激戦州とされるネバダ、ノースカロライナ、ミシガンでヘイリー氏は約57万票を獲得。絶対的な数としては少ないが、近年の大統領選は僅差で決着がついている点からすれば、おそろかにはできない。

例えばヘイリー氏が25万票を得たノースカロライナの場合、2020年の大統領選でトランプ氏はわずか7万5000票差で勝利を収めている。

バイデン氏とトランプ氏は、ヘイリー氏支持者へのメッセージを発信。バイデン氏はヘイリー氏がトランプ氏について「真実を語っている」と賞賛した上で「トランプ氏はヘイリー氏の支持者たちなどいらないとの立場をはっきりさせている。私は明言したい。私の陣営には彼らの居場所があるのだと」と訴えた。

一方トランプ氏は、自身が立ち上げたソーシャルメディアでまずスーパーチューズデーでの「圧勝」の事実を伝えるとともに、バイデン氏を国家の破壊者だと非難し、ヘイリー氏支持者に対して「米国の歴史上最も偉大な運動」への参加を呼びかけた。

ただ一部の専門家は、ヘイリー氏支持者のような共和党員が、11月の本選でそのまま民主党候補に投票する確率は非常に低いとみている。

ジョージタウン大学のハンス・ノエル准教授は、現時点でヘイリー氏支持者はトランプ氏には決して投票しないと発言しているとはいえ、その大半は態度を変えてトランプ氏に投票するか、誰にも投票しないかどちらかの道を選ぶと予想した。

共和党予備選でヘイリー氏に票を入れた有権者の相当部分は、トランプ氏打倒を目的とした民主党員か民主党寄りの無党派層だったとの見方もある。

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