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ブラジル中銀、政策金利150bp引き上げ 追加利上げ示唆

ロイター / 2021年12月9日 8時11分

12月8日、ブラジル中央銀行は8日の金融政策委員会(COPOM)で政策金利を150ベーシスポイント(bp)引き上げ、9.25%とすることを決めた。ブラジリアのブラジル中銀で10月撮影(2021年 ロイター/Adriano Machado)

[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル中央銀行は8日の金融政策委員会(COPOM)で政策金利を150ベーシスポイント(bp)引き上げ、9.25%とすることを全会一致で決めた。景気後退局面を迎えつつあるものの、インフレ封じ込めへの姿勢を緩めなかった。来年2月に追加利上げを行う可能性も示唆した。

ロイター調査ではエコノミスト31人全てが10月に続き2会合連続で150bpの利上げがあると予想していた。

ブラジルは主要国で最も積極的な引き締めサイクルに入っている。インフレ率が前年比で2桁に上り、ボルソナロ大統領が来年の大統領選を念頭に社会福祉関連支出を拡大する考えを示す中、中銀は対応を迫られている。

一部のエコノミストは政府の積極財政について、中銀が大幅な利上げを強いられ、裏目に出ていると指摘している。ブラジルの第2、第3・四半期国内総生産(GDP)は、借り入れコストの上昇などが響いて小幅な減少となった。

通貨レアルの下落や深刻な干ばつ、燃料価格の上昇などを背景に、消費者物価は11月半ばまでの1年間で10.7%上昇した。これは20カ国・地域(G20)の中でアルゼンチンとトルコを除いで最も高いインフレ率となる。

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