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ボーイングが賃上げ案撤回、労使交渉妥結の兆候なし

ロイター / 2024年10月9日 15時18分

 米ボーイングは8日、ストライキを実施中の労働組合に提示していた賃上げ案を撤回したことを明らかにした。ワシントン州レントンの同社生産施設前で9月撮影(2024年 ロイター/David Ryder)

Shivani Tanna David Shepardson

[8日 ロイター] - 米ボーイングは8日、ストライキを実施中の労働組合に提示していた賃上げ案を撤回したことを明らかにした。労組側とさらに交渉する予定はないとしている。

関係筋によると、ボーイングと労組は7日と8日に連邦調停官を交えて交渉を再開したものの決裂。近いうちに妥結する兆候は見られないという。

ボーイング・コマーシャル・エアプレーンズのトップ、ステファニー・ポープ氏は従業員向けの文書で「残念ながら、組合はわれわれの提案を真剣に検討しなかった」とし、組合の要求は「交渉不可能だ」と述べた。

「これ以上の交渉は現時点では意味がなく、われわれの提案は撤回された」としている。

ポープ氏は、4週間近くに及ぶストが財務面で打撃となる中、ボーイングはキャッシュを温存する措置を取っているとした。

ロイターはこれに先立ち、複数の関係筋の話として、ボーイングが株式などの売却を通じた資金調達を検討していると伝えた。

同社はまた、数千人の従業員を対象に一時帰休を実施している。

労組は4年間で40%の賃上げと、10年前の契約で撤回された確定給付型年金の復活を要求。経営側は先月、「最善かつ最終」の案として30%の賃上げと業績連動型賞与の復活を提示していた。

ポープ氏は、今週の2日間の交渉について「誠意をもって交渉し、手取り賃金や退職金の増額を含め、妥協点を見いだそうと新たな改善案を提示した」と述べた。

これに対し、国際機械工労組(IAM)は声明で、会社側が先月の「交渉を経ていない(一方的な)提案」に固執し、労組側の提案を拒否したと主張した。

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