午前の日経平均は続伸、半導体株上昇 買い一巡後は小動き
ロイター / 2024年4月9日 12時2分
Hiroko Hamada
[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円72銭高の3万9540円76銭と、小幅に続伸した。前日の米国株はまちまちだったが、日本株は指数寄与度の大きい半導体関連銘柄の一角がしっかりで、相場を支えた。ただ、米インフレ指標の公表をあすに控えて積極的に上値を追う動きは限られ、買い一巡後は小動きとなった。
日経平均は前営業日比149円高と小幅高でスタート。寄り付き後も上げ幅を拡大し序盤に302円高の3万9649円27銭まで上昇したが、その後は小幅高の水準でのもみ合いとなった。
10日の米消費者物価指数(CPI)の公表や11日の欧州中央銀行(ECB)理事会など重要イベントをにらみ米国株の上値が重くなっており、「日本株も追随して積極的に上値を追う動きは限られている」(GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏)という。テクニカル面では「5日移動平均線(3万9420円97銭=現在)と25日線(3万9744円50銭=同)の間を行ったり来たりする値動きになりやすい」(国内証券・ストラテジスト)とみられる。
目先は「月末に米大手ハイテク企業の決算発表や日銀会合もあり、当面は動きづらい展開となりそうだ」(池田氏)との指摘があった。
TOPIXは0.33%高の2737.44ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆9117億7300万円だった。東証33業種では、非鉄金属、空運、不動産など20業種が値上がり。海運、精密機器、パルプ・紙など13業種は値下がりした。
個別では、東京エレクトロンが2%超高、信越化学工業が3%超高、レーザーテックが2%超高としっかり。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅買われた後、前引けは横ばい、ソフトバンクグループは小幅安だった。
商社株は底堅く、三菱商事、三井物産がそれぞれ1%超高。一方、ローム、小林製薬は軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり926銘柄(56%)に対し、値下がりが648銘柄(39%)、変わらずが77銘柄(4%)だった。
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