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台湾総統「中国の圧力に屈せず」、防衛力さらに強化へ

ロイター / 2021年10月11日 8時37分

 台湾の蔡英文総統(中央)は10月10日、「双十節」(建国記念日)の式典で演説し、中国の圧力には屈せず、防衛力の強化を続けていくと表明した。台北で撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

[台北 10日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は10日、「双十節」(建国記念日)の式典で演説し、中国の圧力には屈せず、防衛力の強化を続けていくと表明した。

これに先立ち、中国の習近平国家主席は9日、台湾との「統一」を平和的に実現すると訴えていた。

蔡総統は、台湾海峡の緊張緩和を期待するとし、台湾が「軽率に行動」することはないと改めて表明。その上で「台湾の人々が圧力に屈するとの幻想を絶対に抱いてはならない」と述べた。

「中国がわれわれに示した道を歩むことを誰からも強制されないよう、われわれは引き続き国防を強化し、自衛の決意を表明していく」とも発言。「これは、中国の示す道が、台湾の自由で民主的な生活や、台湾市民2300万人の主権につながらないためだ」と述べた。

また、台湾が民主主義を守る最前線に立っているとも主張。「われわれが成果を上げれば、中国からの圧力は大きくなる。だからこそ、私は全ての市民に改めて言いたい。ガードを緩められる特権はないということを」と訴えた。

これに対し、中国国務院の台湾事務弁公室は、台湾は「統一」される必要があり、独立の追求は対話のドアを閉ざすと指摘。蔡総統の演説は「台湾独立を主張し、対立をあおり、歴史を断ち切り、事実をねじ曲げるものだ」と非難した。

さらに、台湾の与党・民進党について「独立を巡る挑発は両岸関係の緊張と混乱のもとで、台湾海峡の平和と安定に対する最大の脅威だ」と強調した。

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