米ＦＢＩ長官、組織的攻撃の可能性を懸念 ロシア銃乱射事件受け

　米連邦捜査局（ＦＢＩ）のレイ長官は１１日、予算に関する下院委員会公聴会に出席し、ロシアのコンサートホールで先月起きた銃乱射事件のような組織的攻撃が米国内でも起きる可能性を懸念していると発言する。ニューヨークで２０２１年１０月撮影（２０２４年　ロイター／Carlo Allegri）

Andrew Goudsward

[ワシントン １１日 ロイター] - 米連邦捜査局（ＦＢＩ）のレイ長官は１１日、予算に関する下院委員会公聴会に出席し、ロシアのコンサートホールで先月起きた銃乱射事件のような組織的攻撃が米国内でも起きる可能性を懸念していると発言する。

「法執行機関での私のキャリアを振り返ってみると、公共の安全と国家安全保障に対する多くの脅威がこれほど一度に高まった時期は思いつかない」と述べる。

また、敵対者に対する不可欠なツールだとして、今月で期限切れとなる米国監視プログラムを更新するよう議員に訴える。同プログラムは政府の監視権限を抑制するには不十分という両党議員の懸念の中、１０日に下院で小幅な見直しが阻止された。