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中国不動産開発の禹洲集団、債券交換提案 デフォルト回避で

ロイター / 2022年1月13日 13時45分

 1月13日、中国の不動産開発会社、禹洲集団は、1月中に満期を迎える2本のドル建て債券(総額5億8200万ドル相当)について、デフォルト(債務不履行)を回避するため交換を提案した。写真はドル紙幣。都内で2011年8月撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao)

[香港 13日 ロイター] - 中国の不動産開発会社、禹洲集団は、1月中に満期を迎える2本のドル建て債券(総額5億8200万ドル相当)について、デフォルト(債務不履行)を回避するため交換を提案した。12日夜に提出した文書で明らかになった。

対象は1月25日満期債(利率6%)と1月23日満期債(同8.625%)。提案では、保有者は元本1000ドルにつき、50ドルの現金での元本返済と、10ドルの現金を受け取るほか、2023年1月21日が満期の新たな債券(元本950ドル分、利率7.8125%)を受け取るという。

同社はまた、1─2月が期限の計1億1000万ドルの利払いが遅れるとの見通しを示した。その上で、30日の猶予期間の間に利払いができるよう「あらゆる努力」を行うとした。

目先の返済義務を履行する十分な資金がないかもしれないが、今回の債券交換提案により全体の財務状況が改善するとしている。

発表を受けて、禹洲集団の香港上場株は約5.6%下落。人民元建て債券の一部は一時21.8%下落し、取引が一時停止となった。

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