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パレスチナ国連加盟、「2国家解決」につながらず=米大使

ロイター / 2024年4月17日 14時8分

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使(写真)は17日、パレスチナの国連正式加盟を勧告する国連決議がイスラエル・パレスチナ紛争の「2国家解決」につながるとは考えていないと述べた。写真は4月17日、韓国のソウルと撮影(2024年 代表撮影)

[ソウル 17日 ロイター] - 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は17日、パレスチナの国連正式加盟を勧告する国連決議がイスラエル・パレスチナ紛争の「2国家解決」につながるとは考えていないと述べた。

訪問先のソウルで会見した同大使は、パレスチナの正式加盟申請を承認することに前向きかとの質問に「安保理での決議が必ずしも2国家解決の前進につながるとは考えていない」と発言。バイデン大統領が2国家解決への支持を明言しており、できる限り早期の実現に向けて現場で作業を進めていると述べた。

外交筋によると、パレスチナは安保理に対し正式加盟を勧告する決議案の採決を18日にも行うよう働きかける見通し。

パレスチナの国連加盟申請を審査する安保理の委員会は、申請が正式加盟の基準を満たしているかを巡り「全会一致で安保理に勧告することができなかった」との報告書をまとめた。

正式加盟には安保理の承認後、国連総会で3分の2以上の賛成が必要となるが、イスラエルを支援する米国は安保理で拒否権を発動できる。

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