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パレスチナ国連加盟、安保理で否決 米が拒否権行使

ロイター / 2024年4月19日 8時36分

 4月18日、国連安全保障理事会は、パレスチナの国連正式加盟を勧告する決議案を否決した。米国が拒否権を行使した。ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

Michelle Nichols

[国連 18日 ロイター] - 国連安全保障理事会は18日、パレスチナの国連正式加盟を勧告する決議案を否決した。米国が拒否権を行使した。

英国とスイスは棄権、残る12カ国は賛成した。

米国のウッド国連次席大使は、イスラエルとパレスチナ国家が共存する「2国家解決」を支持する米政府の立場を強調。拒否権行使は「パレスチナ国家への反対ではなく、当事者間の直接交渉によってのみ実現可能という認識の表明だ」とした。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は、米国の拒否権行使を「不公正、非倫理的、不当」と非難。「パレスチナの正式加盟を強く支持する国際社会の意思」に反するものだとした。

一方、イスラエルのカッツ外相は米国の拒否権行使を称賛。「恥ずべき提案は否決された。テロに褒美は与えられない」と述べた。

パレスチナは2012年に国連から非加盟オブザーバー国家の資格を付与され、事実上国家として承認されている。正式加盟には安保理の承認を得た上で国連総会で3分の2以上の賛成が必要となる。

英国のウッドワード国連大使は安保理で「このようなパレスチナ国家の承認は新たなプロセスの始まりに行うべきではない」との見解を表明。「しかし、プロセスが終わるのを待つ必要もない。われわれは足元のガザ危機を解決することから始めなくてはならない」と訴えた。

*情報を追加しました。

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