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米チェサピーク、社債利払い見送り 借り入れ余地狭まる

ロイター / 2020年6月19日 8時53分

 6月18日、米シェール大手チェサピーク・エナジーは15日が期限だった一部社債の利払いを見送ったと公表した。写真は2012年4月、オクラホマシティで撮影(2020年 ロイター/Steve Sisney)

[18日 ロイター] - 米シェール大手チェサピーク・エナジー は15日が期限だった一部社債の利払いを見送ったと18日公表した。また、石油・ガス埋蔵量を担保にした借り入れ枠が債権者によって減額されたと明らかにした。

同社が規制当局に提出した資料によると、石油・ガス埋蔵量を担保にした借り入れ枠は30億ドルから23億ドルに引き下げられた。また、債権者らが一部のデフォルト(債務不履行)案件について債権放棄に合意したという。

同社は近く、破産法の適用を申請するとみられている。ロイターは先に、関係筋の話として、同社が2021年と27年が償還期限の社債の一部に対する約1350万ドルの利払いを見送ったと報じていた。[nL4N2DT13C]

同社はこれまで、フランクリン・リソーシズ を含む債権者団と、既存の債務の一部を、破産手続き開始後に事業を継続するためのつなぎ融資に切り替えるため、交渉を進めてきた。

同社の直近の開示資料によると、90億ドル近い債務の一部に関し、年内に約2億5000万ドルを返済する義務がある。3月31日時点の現金保有額は約8200万ドルで、未使用の融資枠は約10億ドルあった。

ただ、同社は先月、資本市場へのアクセスが閉ざされ、事業が存続できなくなる可能性があると警告した。[nL4N2CT3K6]

石油・ガス埋蔵量を担保にした借り入れ枠が今四半期に減額されることも見込んでいた。

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