G20、米利下げ観測後退で債務巡る議論に緊急性=ブラジル
ロイター / 2024年4月19日 10時7分
2024年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるブラジルのアダジ財務相は18日、米利下げ開始が遅れる見通しから世界的な資産再評価の動きが見られ、債務に関する議論の緊急性が高まっているとの見解を示した。写真は、2024年2月29日にブラジル・サンパウロで開かれたG20財務相・中銀総裁会議で発言する同財務相。(2024年 ロイター/Carla Carniel)
Marcela Ayres
[ワシントン 18日 ロイター] - 2024年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるブラジルのアダジ財務相は18日、米利下げ開始が遅れる見通しから世界的な資産再評価の動きが見られ、債務に関する議論の緊急性が高まっているとの見解を示した。
ワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、予想を上回る3月米インフレ指標を受けた見通しの変化で、世界的な資産再評価を含め、さまざまな経済変数に対するセンチメントが抑制されていると指摘。
また、米利下げが今年前半に開始されるとの観測が広がって以降、米連邦準備理事会(FRB)のコミュニケーションにまとまりがないとの見方を示した。
さらに、米国の金利変動の影響を受けるドル建て債務を多くのG20諸国が抱えていることに言及し、各国の債務再編や支援の可能性に関する迅速な議論が必要だとした。
ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は同じ記者会見で、米利下げが後ずれするというシナリオがドル高を招いているとし、各国の政策当局者の対応につながる可能性があり「常に問題だ」と述べた。
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