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小田凱人が叫び三木拓也は涙、車いすテニス17歳差コンビ決勝へ…会心の一打でメダル引き寄せる

読売新聞 / 2024年9月5日 11時35分

男子ダブルスで決勝進出を決めた小田凱人(左)、三木拓也組(4日)=時事

 【パリ=読売取材団】第17回夏季パラリンピック・パリ大会は第8日の4日、車いすテニスの男子ダブルスで、小田凱人(18)(東海理化)、三木拓也(35)(トヨタ自動車)組がスペインペアに勝って決勝に進んだ。女子シングルスでは、上地結衣(30)(三井住友銀行)が準決勝でオランダ選手をフルセットの末に破り、決勝に進出した。

2時間超もつれた熱戦、絶妙なコンビプレー

 18歳の小田が叫び、35歳の三木は涙した。すっかり日の落ちたローランギャロスのセンターコートで、ともに自身初のメダルを引き寄せた2人が抱き合った。

 2セット目を取り返して迎えた10点先取のマッチタイブレイク。疲労か、緊張か、全仏オープンのシングルス2連覇中の小田が、ミスショットを連発する。6―1の大量リードから一転、8―8ともつれにもつれた。

 ここで意地を見せたのが、パラ4度目出場の三木だ。スペイン選手が動いて生まれたスペースを突く、見事なバックハンド。「あの瞬間は、本当に(空くのが)見えた」という会心の一打でマッチポイントを迎えると、小田のサーブを相手が返せず、2時間超の激闘は決着した。

 「あのバックハンドはあまり覚えていない」とちゃかす小田に、三木は「覚えてて! 俺の集大成や」と笑顔でツッコミを入れる。性格も、実績も、プレースタイルも違う17歳差のコンビが、決勝にたどり着いた。(平地一紀)

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