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ロシアの「影の船団」183隻や石油大手2社、米財務省が経済制裁の対象に…戦費調達に打撃

読売新聞 / 2025年1月11日 10時2分

ロシアの「影の船団」に属するタンカーと指摘されるタンカー(奥)。フィンランド国境警備隊が昨年12月26日に提供した=AP

 【ワシントン=田中宏幸、阿部真司】米財務省は10日、露石油大手ガスプロムネフチ、スルグトネフテガスの2社と、その子会社を経済制裁の対象に加えたと発表した。制裁を回避して石油を密輸するために使う「影の船団」183隻も対象とした。ウクライナを侵略するロシアのエネルギー収入を減らし、戦費調達に打撃を与える狙いがある。

 制裁対象になると米国内の資産が凍結され、米企業などとの取引もできなくなる。米政府高官によると、ロシアは毎月数十億ドル以上の損失を被るとしている。

 先進7か国(G7)などは2022年12月、露産原油に1バレルあたり60ドルの上限価格を設ける追加制裁を発動。上限を上回る取引の場合、輸送に必要な船舶保険を引き受けないように保険会社に義務づけていたが、ロシアは影の船団を使って上限を超える価格で輸出を行っていたとされる。

 米国のバイデン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日、電話会談で対露制裁について協議した。ゼレンスキー氏は、制裁がロシア側に打撃を与えるものだとし、「ロシアへの正当な圧力に感謝する」と述べた。

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