大阪の地下鉄ホームの百葉箱をすべて撤去へ…「名残惜しい」との声でかつては撤回したことも
読売新聞 / 2025年1月11日 10時9分
大阪メトロは、地下鉄ホームの温度や湿度を測るために設置していた「百葉箱」を、3月上旬までに全て撤去する。白色の三角屋根が多くの利用者に親しまれていたが、近年は利用機会が減っていたといい、90年超の歴史に幕を下ろす。
百葉箱の高さは1・8メートル。旧大阪市営地下鉄の開業翌年の1934年に、御堂筋線淀屋橋駅に置いた。列車通過時の風の影響を防ぐため、百葉箱に測定器を入れる方式を採用したという。最大21駅に設置し、現在は同線の梅田、淀屋橋など8駅に残っている。
56年には百葉箱のデータを基に、国内の地下鉄で初の駅舎冷房が梅田駅に設けられた。近年はホーム天井のセンサーで温度や湿度を測るようになり、百葉箱のデータは「参考記録」の扱いになっていたという。
かつて撤去を検討した際は、「名残惜しい」との声が寄せられて撤回したが、今回は安全性も考慮し、残っていた百葉箱を撤去する。今後は中央線森ノ宮駅に新設する地下鉄の歴史の紹介スペースで展示する予定だ。
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