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法政大殴打事件、容疑の女子学生「軽く見られていた」…朝から上着ポケットにハンマー

読売新聞 / 2025年1月11日 11時30分

 法政大学多摩キャンパス(東京都町田市)で学生の男女8人がハンマーで殴られた事件で、傷害容疑で逮捕された韓国人留学生で同大社会学部2年の女(22)が、「事件当日の朝、別の教室にあったハンマーを上着のポケットに入れて持ち出した」と供述していることが、警視庁幹部への取材でわかった。警視庁は計画的に事件を起こしたとみて、詳しい動機を調べる。

 事件は10日午後3時40分頃、学生約150人が「日本経済論」の授業を受けていた同キャンパス5号館の教室で発生した。

 警視庁幹部によると、男子学生5人と女子学生3人が、頭や腕などを金属製のハンマー(長さ約30センチ、重さ約360グラム)で1発ずつ殴られ、軽傷を負った。女は、このうち知人で20歳代の男子学生の後頭部を殴ったとして、傷害容疑で現行犯逮捕された。容疑を認めている。

 女は授業開始の約10分後、突然、教室の前方3列目の自席から歩いて後方に移動。最後列に座っていた知人の男女2人を含む8人をハンマーで殴ったという。調べに対し、「日頃からいじめを受け、軽く見られていた。同じ教室にいる学生たちを殴るしか、解決方法がないと思った」などと供述している。

 知人の男女2人は女と同じ授業を受け、自己紹介をするなどしたことがあったが、残りの学生の一部は、「面識がない」と警視庁に説明しているという。

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