江戸時代の食卓描いた若冲の絵巻、一つだけ残る謎…昨年3月に発見された晩年の大作「果蔬図巻」
読売新聞 / 2025年1月11日 15時0分
京都・福田美術館で初公開
江戸時代中期の絵師、伊藤
果蔬図巻は晩年の大作で、縦約0・3メートル、横約2・8メートルの巻物に野菜や果物が行列するように描かれている。昨年3月、京都市右京区の福田美術館が発見と所蔵を発表し、現在、同館で初公開されている。
同館から依頼された京都府立大名誉教授の藤目
図巻の後半でクリの上に描かれている1房の白い小さな実とも花とも見える物だけ判別できなかった。
藤目さんは「ミゾソバではないか」と推測する。水辺に自生する山菜で、白い花を咲かせる。かつては天ぷらや酢みそあえなどにして食べたという。一方、福田美術館学芸課長の岡田秀之さんは、ユリ根説を推す。若冲が「
若冲の実家は、京の台所・錦市場で青果を扱う青物問屋だった。藤目さんと岡田さんは「野菜や果物の描写はすべて正確で、空想の産物を描くはずはない」と口をそろえる。
若冲は果たして何を描いたのか。江戸時代の食卓をめぐる謎は深まるばかりだ。果蔬図巻が公開されている「若冲激レア展」は19日まで。
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