囲碁の棋聖戦、きょうから日光で第２局…「日光山輪王寺」で両者が必勝期し護摩祈祷

第２局を前に日光山輪王寺を参拝し、記念撮影に応じる一力遼棋聖（右）と井山裕太王座（２４日午後、栃木県日光市で）＝富永健太郎撮影

　囲碁界の最高位を争う第４９期棋聖戦七番勝負（読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス）、一力遼棋聖（２７）と挑戦者・井山裕太王座（３５）の第２局が２５日から、栃木県日光市のホテル「日光千姫物語」で行われる。

　東京で行われた第１局は、２期連続で挑戦者となった井山王座が先勝。井山王座が連勝で勢いに乗るか、４連覇を目指す一力棋聖がタイにするかという一局となる。

　両対局者は２４日、同市の東武日光駅で記念撮影に臨んだ後、毎年多くの初詣客でにぎわう「日光山輪王寺」で必勝を期する護摩祈祷（きとう）を受けた。

　同日夜に行われた前夜祭では、地元の関係者から歌や演奏を交えた歓迎を受けた。一力棋聖は「２日間、内容の濃い碁を打てるように頑張りたい」と述べ、井山王座は「盤上で、自分なりのものを表現できるようにベストを尽くしたい」と話した。

　対局は２５日午前９時に開始される。