京急、トヨタに港区高輪の土地持ち分一部譲渡 譲渡益約850億円

Shinichi Uchida

［東京　２２日　ロイター］ - 京浜急行電鉄は２２日、東京・品川駅西口地区で進めているトヨタ自動車との共同事業に関連し、港区高輪の土地持ち分の一部をトヨタに譲渡すると発表した。譲渡益は約８５０億円。３月中に９５％を譲渡予定で、２０２４年３月期連結決算で８０５億円を特別利益として計上する見込みだという。

京急は西口土地区画整理事業による保留地の取得も発表した。取得額は約２２００億円の予定。

京急は今回の固定資産売却益や政策保有株の売却益を見込み、２４年３月期連結純利益予想を８４０億円（従来２２０億円）に修正した。

トヨタは２２日、２０２９年度に品川駅西口地区に新東京本社を開業すると発表した。現在は文京区後楽に東京本社を構えている。