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情報BOX:2022年度予算のポイント

ロイター / 2021年12月23日 15時7分

 12月23日、政府が閣議決定する2022年度予算案のポイントは以下の通り。写真は都内で2019年10月撮影(2021年 ロイター/Peter Cziborra)

[東京 23日 ロイター] - 政府が24日閣議決定する2022年度予算案のポイントは以下の通り。

『21年度補正予算と一体とし、新型コロナ対策に万全を期しつつ、成長と分配の好循環による新しい資本主義を実現』

感染拡大防止

・コロナ予備費5兆円を措置

成長と分配

1)成長戦略

・科学技術立国の観点から過去最高の科学技術振興費を確保し、デジタル、グリーン、量子、AI、宇宙、次世代半導体などの研究開発を促進

・デジタル田園都市国家構想の実現に向け、デジタル庁で情報システム関係予算の一括計上を推進。自治体の創意によるデジタル技術の実装などを支援

・経済安全保障で量子暗号通信の研究開発や重要技術の管理体制強化を推進

2)分配戦略

・コロナ対応などを行う医療機関の看護職や、介護、保育、幼児教育などの現場で働く人について、診療報酬等による対応を通じて給与を3%引き上げ

・デジタルなど成長分野を支える人材育成に向け3年間で4000億円規模の施策パッケージ

・下請けGメンを倍増

3)メリハリの効いた予算

・予算の単年度主義の弊害是正

・新規国債を減額

<歳出分野の特徴>

社会保障

・高齢化の伸びを4400億円に抑制

・診療報酬0.43%、薬価▲1.35%、材料価格▲0.02%

科学技術・教育

・過去最高の科学技術振興費(1兆3788億円)

・デジタル、次世代半導体などの研究開発を推進

デジタル田園都市国家構想

・デジタル庁の司令塔機能を強化

・地方創生推進交付金1000億円のデジタル重点化

・5G基地局など地方のデジタル基盤整備

経済安全保障

・量子暗号通信の研究開発、重要技術の管理体制、サイバーセキュリティー対策を強化

公共事業

・防災・減災、国土強靭化を推進

・単年度主義の弊害是正に向け、国庫債務負担行為を新規に約2.1兆円設定

農林水産

・農林水産物、食品の輸出5兆円目標実現を推進

・輸出用米、野菜などの高収益作物への作付転換

エネルギー環境

・2050年カーボンニュートラル達成に向け、太陽光、洋上風力、地熱などの再生可能エネルギーの導入

・脱炭素に意欲的な自治体支援へ交付金を創設

外交防衛

・国際開発協会(IDA)の1年前倒し増資に貢献

・緊迫化する国際情勢を踏まえ、初めて5.4兆円規模の予算を確保

復興

・心のケアなどの被災者支援

地方財政

・税収回復により臨時財政対策債の発行を大幅に縮減(▲3.7兆円)しつつ、一般財源総額を適切に確保

*一部抜粋して構成

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