豪副首相「対中関係は今後も困難」、中国は改善目指す意向も

マールズ豪副首相は２４日、オーストラリアと中国の関係は引き続き困難なものになるとの認識を示した。写真は、新政権発足後に政府庁舎から出てくる同副首相（右）とアルバニージー首相（中央）。２０２２年５月２３日にキャンベラで撮影。（２０２２年　ロイター／AAP Image／Lukas Coch via REUTERS ）

［シドニー　２４日　ロイター］ - マールズ豪副首相は２４日、オーストラリアと中国の関係は引き続き困難なものになるとの認識を示した。

ＡＢＣテレビに「われわれは関係の複雑さを理解している。しかし中国はこれまで見たことのない方法で周りの世界を形作ろうとしている」と指摘。「このためこの先は困難な道のりになるだろう」と述べた。

一方、中国の国営新華社通信によると、李克強首相は２３日、アルバニージー氏の総選挙での勝利を祝福するメッセージを送った。関係を改善したい意向を示した可能性がある。

マールズ氏は中国とのやりとりは承知していないと述べた。