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英首相、側近の行動巡り党内からも批判 都市封鎖中に400キロ移動

ロイター / 2020年5月25日 9時35分

英国のジョンソン首相は24日、側近であるドミニク・カミングス上級顧問(写真)が都市封鎖中に400キロ離れた親類宅を訪問していたとの報道について、カミングス氏の責任を問わない考えを示した5月14日、ロンドンで撮影(2020年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は24日、側近であるドミニク・カミングス上級顧問がロックダウン(都市封鎖)中に400キロ離れた親類宅を訪問していたとの報道について、カミングス氏の責任を問わない考えを示した。

同氏の妻に新型コロナウイルス感染症の症状が出て子供を親類に預ける必要があったという理由からだが、首相の対応には与党・保守党内からも批判が出ている。

首相は会見で「父親としての本能」に従っただけで「あらゆる点で合法的、誠実で、責任感のある行動だった」と述べた。

カミングス氏は欧州連合(EU)離脱に向けた運動を指揮した人物。

野党・労働党のスターマー党首は、首相がカミングス氏に対する処分を見送ったことについて「国民が払った犠牲に対する侮辱だ」と批判。「首相はテストに失格した」との声明を発表した。

英政府のガイドラインでは、新型コロナ感染症の症状が出た場合、自宅で7日間待機し、同居する人も14日間外出を控えることになっている。

一部の保守党議員も、有権者から抗議が殺到しているとして、カミングス氏の辞任を要求している。

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