香港のコロナ封鎖解除、24年以降か 人材流出も=欧州商工会議所
ロイター / 2022年1月26日 17時27分
在香港の欧州商工会議所は、厳格な新型コロナウイルス対策により、香港の封鎖が解除されるのは2024年初めになる可能性があると指摘し、海外企業や外国人が香港から流出して金融ハブの魅力が低下する恐れがあるとの報告書案をまとめた。2020年1月撮影(2022年 ロイター/Navesh Chitrakar)
[香港 26日 ロイター] - 在香港の欧州商工会議所は、厳格な新型コロナウイルス対策により、香港の封鎖が解除されるのは2024年初めになる可能性があると指摘し、海外企業や外国人が香港から流出して金融ハブの魅力が低下する恐れがあるとの報告書案をまとめた。
中国製のワクチンは効果が限定的で、中国でmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの接種が終わるまで香港の封鎖が解除されない可能性が高く、封鎖解除は23年終盤から24年初めになる可能性があるという。
この場合、香港では史上最大規模の外国人の流出が起き、中国部門の拠点を中国本土やシンガポール、ソウルなどに移す多国籍企業が増えるとみられる。
国際的な人材が流出すれば、世界クラスの大学を維持できる可能性が低下する恐れもあると指摘した。
香港でワクチン接種を2回受けた人は約70%と、シンガポールの91%を下回っている。香港では高齢者の大半がワクチンを接種していない。
商工会議所は「平均的なシナリオ」として、中国本土で感染拡大に歯止めが掛からず、香港が本土との境界を封鎖して本土以外の海外諸国との封鎖を解除するシナリオを挙げた。
また、香港で感染拡大に歯止めが掛からず、追加の制限措置が効果を発揮しないシナリオも挙げている。この場合、最大2万人の高齢者が亡くなる恐れがあるという。
商工会議所は香港政府に対し、ワクチン接種の加速や隔離期間の短縮を提言。隔離期間を21日間から7─14日間に短縮すれば、海外企業が歓迎するとの見方を示した。
この記事に関連するニュース
-
低すぎる出生率で迷走...中国政府は「中絶禁止」に向かうのか
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月22日 10時31分
-
中国、国内ハイテク企業への海外投資を促進へ 外資撤退に歯止め
ロイター / 2024年4月20日 2時4分
-
社説:香港国安条例 自由の後退を憂慮する
京都新聞 / 2024年4月11日 16時0分
-
中国で百日咳が猛威、患者は前年比23倍、13人死亡―香港メディア
Record China / 2024年3月30日 11時0分
-
訪中の外資系企業幹部、事業拡大に依然慎重 政府は手厚いもてなし
ロイター / 2024年3月29日 20時25分
ランキング
-
1真榊奉納を「断固非難」=ロシア
時事通信 / 2024年4月25日 21時22分
-
2新防衛戦略の策定提案へ=「欧州、属国集団にあらず」―仏大統領
時事通信 / 2024年4月25日 22時43分
-
3米国、ニジェールから軍撤退を表明(ニジェール、米国、ロシア、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 1時50分
-
4豪雨被害で死者200人超 アフリカ東部タンザニアなど
共同通信 / 2024年4月26日 9時15分
-
5エレベーターが20階から落下、1人死亡=当局「品質には問題なし」―中国
Record China / 2024年4月25日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください