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日産、チュニジアにハイブリッド車投入へ アフリカのEV需要探る

ロイター / 2024年3月27日 13時0分

日産自動車はチュニジア市場にハイブリッド技術「e─POWER(eパワー)」搭載車を投入する計画だ。アフリカ市場における電気自動車(EV)の需要を探る取り組みの一環。アフリカ現地法人のマネジングディレクター、シェリーフ・エルデソウキー氏が3月26日、ロイターに明らかにした。写真は同社EVサクラ。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Nqobile Dludla

[プレトリア 26日 ロイター] - 日産自動車はチュニジア市場にハイブリッド技術「e─POWER(eパワー)」搭載車を投入する計画だ。アフリカ市場における電気自動車(EV)の需要を探る取り組みの一環。アフリカ現地法人のマネジングディレクター、シェリーフ・エルデソウキー氏が26日、ロイターに明らかにした。

アフリカは自動車保有率が低く、業界にとって世界に残る最後のフロンティア(未開拓地)とされる。日産によると、世界の自動車保有台数が人口1000人当たり平均182台であるのに対し、アフリカは同42台にとどまっている。

エルデソウキー氏は「アフリカでは電動化に時間がかかるかもしれないが、一部の市場については、特に当社のeパワー技術を利用した電動化導入計画の用意が整っている」と述べた。

eパワーシステムは発電機、インバーター、電池、電気モーターを備えたガソリンエンジンで構成される。

エルデソウキー氏によると、eパワー技術は昨年、モロッコでクロスオーバー車「キャシュカイ」、2月にはエジプトでスポーツタイプ多目的車(SUV)「Xトレイル」にそれぞれ搭載された。チュニジアではキャシュカイに搭載する計画。アフリカは電力インフラが整っておらず、eパワーシステムが有効だという。

日産はエジプトと南アフリカに全額出資の製造工場を保有し、アフリカでの事業展開は60年以上に及ぶ。

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