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サムスン電子、米半導体工場の候補地近く決定 テキサス州に=関係筋

ロイター / 2021年9月29日 14時42分

 9月29日、韓国のサムスン電子は、米国で2カ所目となる170億ドル規模の半導体工場について、テキサス州ウィリアムソン郡に建設することを近く決定する。写真はソウルで2016年4月撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル/サンフランシスコ 29日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は、米国で2カ所目となる170億ドル規模の半導体工場について、テキサス州ウィリアムソン郡に建設することを近く決定する。複数の関係筋が匿名を条件に明らかにした。

同社はロイターに対し、複数の候補地で引き続きデューデリジェンス(資産査定)を行っており、まだ決定していないとした。

同社がこれまでに州当局者に提出した書類によると、同工場は高性能のロジック半導体チップを製造し、約1800人の雇用を創出する見通し。

関係筋によると、まだ決定されていないものの、州都オースティン郊外のウィリアムソン郡が最有力候補となっている。補助金が出ることに加え、電気・水道の安定的な供給が見込まれることが理由という。

オースティンにあるサムスン電子の既存工場は第1・四半期に寒波の影響で閉鎖され、3000億─4000億ウォン(2億5400万─3億3900万ドル)相当の損失が出た。

サムスン電子のこれまでの発表によると、新工場は来年1月に着工し、2024年末までの稼働開始を予定している。工場の面積は600万平方フィート(55万7418平方メートル)。

自動車業界などは現在、深刻な半導体不足で打撃を受けている。

ケープ・インベストメント・セキュリティーズのアナリスト、パク・ソンスン氏は「米国が半導体を戦略的素材に位置付ける中、アジアだけに集中することはリスクになりつつある」と指摘。「サムスン電子は米国に拠点を置くことを望んでいる」と語った。

調査会社トレンドフォースによると、世界の半導体受託生産市場におけるサムスン電子のシェアは6月末時点で17.3%で、首位の台湾積体電路製造(TSMC)(52.9%)に次ぐ大きさ。

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