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ハマスのイスラエル攻撃、IS台頭以来の脅威触発も=FBI長官

ロイター / 2023年11月1日 1時52分

米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は31日の議会公聴会で、イスラム組織ハマスによるイスラエルに対する攻撃を受け、約10年前の過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭以降で最も重大なテロリズムの脅威が触発される恐れがあると述べた。ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)

Ted Hesson

[ワシントン 31日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は31日の議会公聴会で、イスラム組織ハマスによるイスラエルに対する攻撃を受け、約10年前の過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭以降で最も重大なテロリズムの脅威が触発される恐れがあると述べた。

議会上院の国土安全保障・政府問題委員会は米国に対する脅威を討議する公聴会を開催。レイ長官は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスとイスラエルの武力衝突が始まって以来、複数の国外の「テロ組織」が米国人や西側諸国に対する攻撃を呼びかけており、国内の過激派による脅威が著しく高まっていると指摘。「ハマスのほか、ハマスを支援する勢力の行動で、イスラム国による『カリフ制国家』の立ち上げ以降、見られていなかったような触発が起こる可能性がある」と述べた。

長官はまた、イランが支援する組織による海外の米軍基地に対する攻撃が今月に入ってから増加していると指摘。紛争が拡大すれば、イランや非国家主体による米国に対するサイバー攻撃が悪化する恐れがあるとの懸念も示した。

レイ長官の発言について、イランの国連代表部からコメントは得られていない。

米当局者によると、ガザで戦闘が始まって以降、米国内でユダヤ教徒、イスラム教徒、アラブ系アメリカ人に対する脅威が高まっている。マヨルカス国土安全保障長官は同公聴会で「ユダヤ人学生のほか、ユダヤ人社会や組織に対する憎悪で、米国および世界における反ユダヤ主義が一段と高まっている」と警告した。

このほかガーランド司法長官は、ホワイトハウスが31日に開いたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に関する会議で、暗号通貨を含むハマスへの資金の流れを調査しているイスラエルの捜査当局を支援するよう司法省に指示したと明らかにした。

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