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ロシア軍、ウクライナ東部で渡河成功・橋頭保構築 当局者

AFPBB News / 2025年1月10日 12時11分

ウクライナ東部ハルキウ州クピャンスクを流れるオスキル川(2024年12月15日撮影)。(c)Roman PILIPEY/AFP

【AFP=時事】ロシア軍がウクライナ東部ハルキウ州の事実上の最前線となっているオスキル川渡河に成功し、橋頭保(きょうとうほ)を築いた。ウクライナ当局者が9日、明らかにした。ウクライナ軍の戦況が悪化していることが改めて浮き彫りになった。

オスキル川をめぐっては、ウクライナ軍が主に西岸に陣取り、ロシア軍は東岸を奪取しようと動いている。

ウクライナの地元当局者、アンドリー・ベセディン氏は9日、国営テレビに対し、ロシア軍は大胆にも渡河を試み、それに成功し、橋頭保を築いたと語った。

ベセディン氏は、ロシア軍が「オスキル川の右岸にある町ドボリチナに足場を築き、橋頭保を拡張しようとしている」と語った。

ドボリチナがあるハルキウ州の要衝クピャンスクの市長を務めるベセディン氏は、戦況は「極めて困難」であり、ロシア軍が橋頭保を使用してウクライナ軍の陣地を側面から攻撃する可能性があると警告。「敵は攻撃作戦を常に試みている」と述べた。



ロシア軍は現在、ウクライナ側が2022年末の反転攻勢で奪還したクピャンスクの郊外約2キロにまで迫っている。

ロシア軍は長く伸びた前線の全域で約2年ぶりのハイペースで進撃しており、ウクライナ軍は厳しい状況に置かれている。

ロシアがクピャンスク周辺やハルキウ州全域でさらなる領土を奪取した場合、ロシア大統領府(クレムリン)を当惑させた2022年のウクライナ側の反転攻勢の成果は無に帰すことになるだろう。

今月20日のドナルド・トランプ次期米大統領の就任を前に、ウクライナ、ロシア両国は戦場でより優位な立場を確保しようとしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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