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「最後の酒と言われないように」能登半島地震で被災した松波酒造、生き残った“レスキュー酒”をEC販売へ

オールアバウト / 2024年4月10日 20時10分

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1月1日に能登半島地震で被災した松波酒造が、生き残った3500本の酒をレスキューし、期間限定で販売することになりました。(サムネイル画像出典::「包丁料理人おいり oiri_kitchen」)

包丁コンシェルジュでYouTuberのおいりさんが4月10日、自身のYouTubeチャンネル「包丁料理人おいり oiri_kitchen」で動画を更新。1月1日に令和6年能登半島地震で被災した酒蔵「松波酒造」の女将(おかみ)・金七聖子さんを訪ねました。

「助けに来てください! 私の町が大変なことに……」

動画冒頭、おいりさんは「まず、こちらの映像をご覧ください」と話し、地震発生直後に金七さんが撮影した動画を公開しました。金七さんは倒壊した家屋や散乱した酒瓶などを撮影しながら、「悔しいけど残った酒、絶対、残ってるやつあるはず」「能登町松波エリアです。大変なことになってます! 助けに来てください! 私の町が大変なことになってます」と、SOSを発信。この動画はSNSで拡散され、話題を呼んでいました。

普段は包丁についてYouTubeやInstagramで情報発信をするおいりさんですが、今回は震災で生き残った「レスキュー酒」3500本の酒をボランティアたちと洗浄し、ラベル貼りをボランティアと共にECサイトで販売できるようにする企画を開催。9~11日の3日間限定で同酒造の銘柄「大江山」などをECサイトで販売することも発表しています。

動画内で金七さんは、「能登町で松波酒造、全壊しました。けど、いろんなレスキューの人たちの力を借りてお酒を約3500本取り出しました」と話し、背景に写っているタンクにも命懸けで取ってきたという「お酒が入っている」と言います。とはいえ、すぐに製品化できる状況にもなく、被災地の能登町から150キロ離れた小松市内に場所を借り、今回の“レスキュー酒”を販売することに踏み切ったようです。

「ぜひ皆さんに飲んでほしい」

また、「最後の酒と言われないように出してるんですけれど、このレスキューしたおいしいお酒たちを、ぜひ皆さんに飲んでほしいなと思っています」と、視聴者へメッセージも送りました。

なお、金七さんは編集部の取材に対し、「地下がぐちゃぐちゃで水道が通るまでいつになるか。通ったところで再建できるかどうか。。あと10年…早まっても6年以上はかかる。今からはブランドをつなげるために、違う酒造でお酒を作るために協力し合っている」と、コメントしています。
(文:石井 有紀)

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