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片寄涼太と同時受賞! リエン・ビン・ファット 「一緒に選ばれて光栄でした」

ananweb / 2020年2月28日 19時10分

片寄涼太と同時受賞! リエン・ビン・ファット 「一緒に選ばれて光栄でした」

今回、ご紹介する作品は、『ソン・ランの響き』。ベトナムの民族楽器であるソン・ランの響きにのせて、ふたりの男が惹かれ合う姿を描いた感動作です。主演を務めたベトナム人俳優リエン・ビン・ファットさんにお話をうかがいました。
写真・角戸菜摘 文・田嶋真理

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■ 「愛にはいろんなかたちがあると知りました」


『ソン・ランの響き』の舞台は、80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。強引に借金の取り立てをすることで周囲から恐れられている男・ユンは、ある日向かった借金の回収先で、ベトナムの伝統歌舞劇・カイルオンの花形役者リン・フンと出会います。初めは反発し合ふたり。ところが、ユンの家にリン・フンが泊まった停電の夜をきっかけに、心を通わせていきます。

ユン役のリエン・ビン・ファットは、本作で俳優デビューを果たした新鋭。米Varietyとマカオ国際映画祭が選ぶ“アジアの次世代スター8人”に片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)とともに選出され、第31回東京国際映画祭では新人俳優賞に相当するジェムストーン賞を獲得するなど、アジア各国で注目を浴びています。リン・フンは、YouTubeの視聴回数4億回超えを記録したこともある、ベトナムの国民的アイドルグループ・365dabandの元メンバー、アイザックが演じています。

ーー本作で俳優デビューされたとは思えないほど、存在感あふれる演技でした。出演前は、どのような芸能活動を?

リエン・ビン・ファットさん ベトナムのバラエティ番組で司会を務めたり、タレント活動を行ったりしていました。演技経験は全くありませんでしたが、『ソン・ランの響き』に出演が決まり、演技のレッスンを受けるうちに、演じることがとても好きになりました。

ーー『ソン・ランの響き』は、セリフよりも繊細な表情で感情を示すシーンが多い作品でした。

リエン・ビン・ファットさん 演技で心の動きを表現するのは、とても難しかったです。ユンは、過去に心を深く傷つけられた経験を持っています。僕も彼ほどではありませんが、傷ついた経験があります。寂しさや悲しさは、生きるうえで誰もが感じるものだと思います。そういう感情や、監督から受けたアドバイスを演技に反映しました。

ーー具体的には、監督から、どのような演技指導を受けましたか?

リエン・ビン・ファットさん 監督は撮る前に必ず、シーンの状況や登場人物の心情を詳しく説明してくれました。監督の説明はとてもわかりやすく、演技の助けになりました。しかも監督は「こう演じて」と具体的に示すのではなく、俳優の想像力に任せてくれた。そのおかげで、自分の個性を発揮できたと思います。

ーー男性同士が精神的に惹かれ合う演技に、難しさを感じたことは?

リエン・ビン・ファットさん 以前の僕は、恋愛は男女の特権だと考えていました。この作品に関わったことで、愛にはいろいろなかたちがあると知りました。相手が男性だと全く意識せず、自分の中に生まれた愛情をそのまま表現しました。

ーーリエン・ビン・ファットさんは本作の演技が絶賛され、アジア各国で注目の存在となりました。

リエン・ビン・ファットさん “アジアの次世代スター8人”に選ばれたときは、とても嬉しかったです。

ーー“アジアの次世代スター8人”のひとりとして、片寄涼太さんも選ばれていましたね。

リエン・ビン・ファットさん 彼とは、挨拶を交わしました。一緒に選ばれて光栄でした。

ーー劇中、リエン・ビン・ファットさん演じるユンが上半身裸になるシーンはとてもセクシーでした。『anan』は、男性著名人の貴重なセクシーグラビアを掲載してきたことでも知られている雑誌なんです(笑)。

(インタビューの場に居合わせた)レオン・レ監督 彼は(脱ぐことに)乗り気ですよ!(笑)。

リエン・ビン・ファットさん 僕に脱いでほしいときは、前もってオファーをください。バッチリ鍛えてきますから(爆笑)。

■ インタビューのこぼれ話

リエン・ビン・ファットさんだけでなく、レオン・レ監督(元俳優と聞いて納得!)もかなりの男前! 監督に、切ない余韻を残すラストについて聞くと、「僕は特別なメッセージを伝えたいのではなく、作品を作り上げただけ。この結末をどのように受け止めるのかは、観た人の気持ちに委ねたい」と答えてくれました。ウォン・カーウァイ好きにおすすめしたい、情感あふれる物語です!

■ Information

『ソン・ランの響き』
新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開中
出演:リエン・ビン・ファット、アイザック、スアン・ヒエップほか
配給:ムービー・アクト・プロジェクト


©2018 STUDIO68

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