仕事で「悪口」が気になる時はどうすれば?【瞳子先生の人生相談】第47回
ANGIE / 2015年3月14日 22時59分
Q
先生、負の感情に巻き込まれないようにするには、どうすればいいでしょうか。
私の職場では、負の感情を惜しげなく周りに見せる同僚が数人います。
たとえば、仕事が嫌になったら「辞めたい」とみんなに聞こえるように言ったり、個人や会社の悪口を平気で言います。
また、感情的に人を負かさないと気が済まないのか、わざと気分が落ちるようなことをタイミングを見計らってマイナスの意見を言ってくることもあります。
私はその度に、「今日も仕事をがんばろう!」と張り切っていても意気消沈させられます。
意気消沈するのは自分の問題ですし、相手のせいにするのも悪いので、負の感情に巻き込まれないブレない心の作り方を教えてほしいです。
必ず嫌な思いをして引きずってしまうので、その人のことが嫌いになりそうです。よろしくお願いします。(女性・20代前半)
A
会社は仕事をする場所ですから、そういう環境の中に身を置いている、あなたの心境をお察しします。
あなたの会社の同僚の方の中には、「自由な発言」を間違えている人がいるのですね。
でも、そのような人に遭遇する場面は、現実的にどこにでも存在することかもしれません。
会社の環境とは、与えられる環境と、人が作る環境との両方があります。
会社も家も、いい環境は自分で作るのです。
仲良く仕事をするには、相手に合わせるばかりでなく、自分なりの思考を持ち、上手に立ち回れるような力量も必要です。
仕事中にその人たちが耐えられないような発言をしている時は、あなたが席を離れたり、同調せず話しかけられても無視をすることも必要だと感じます。
この対応に年齢は関係ありませんから、先輩に対して失礼では? などと心配しなくても大丈夫です。
社会的知性の問題です。年上の人でも先輩であっても、同じ意識で話が出来ない人は世の中には存在するのです。
自分の感情に任せて、そのまま言葉を発することは子供と同じ行為です。
そういう感情コントロールが出来ない人たちは、どこかで大人になりきれていないのかもしれませんね。
医学的にも言われていますが、マイナスの言葉を使うと、脳は主語を理解出来ないそうですから、結局、相手ではなく言った本人が傷つくのです。
ですから攻撃してるつもりでも、本当は「かわいそうな人」なのですよ。
また、人の悪口や批判力が強い人は、自分の運気を下げるとも言われていますね。
だいたい他人のことはよく見ているのに、自分のことを客観視出来る人は少ないようです。
そして、いつも言葉は耳で聞いていますが、嫌な言葉は耳で聞いても右から左へと流して、自分の内面に入れないようにしてみましょう。
日光東照宮にある三猿の教え『見ざる、聞かざる、言わざる』に学びましょう。
難しいかもしれませんが、マイナスな言葉に惑わされず、向かわない気持ちでいられるように、もっと強くなってください。
しかし、大切な言葉は『心で聴くこと』です。
あなたの周りには、黙っていても、きっと同じ気持ちで働いている社員の方もいるはずです。
そういう賢い人になってくださいね。
あなたのように、真摯に仕事に向かう人は、会社にとって有難い存在です。
松下幸之助氏の言葉にも「人は若い時の心がけによって、人生にずいぶんと差が出てくるものだ」とありますよ。
負の感情に巻きこまれないようにするには、相手には応えず、頭で早くプラス思考にスイッチを切り替えし、自分に自信を持ち仕事に向かってください。
どういう状況であろうと、周囲はどうあれ受け止めるのは自分の心です。その人次第ということ。
意識して努めれば、これからますます素敵な人になりますよ!
今は与えられた仕事に集中して、自分で自分の心を強く育てながら、楽しい毎日を過ごしてくださいね。
※ 写真の花は、ラナンキュラス。花言葉は、「美しい人格、あなたは魅力的、名誉、名声」。
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橘瞳子(たちばなとうこ)先生 プロフィール
美創家(美容家/カウンセラー)
27歳で美創家として独立。大手化粧品メーカーのビューティーアナリストとして、日本全国でサロンを展開。社員教育やブランド育成に関わる。
美容と人生相談を融合させた「人をより良く導く美容法とカウンセリング」を確立し、男女ともに人気を博す。
企業のブランド育成や、社員教育、個人カウンセリングともに、必ず良い結果が出ると、業界内外から高く評価されており、面談希望者が後を絶たない。
著名人からOL、サラリーマン、おばあちゃんまで、これまでにカウンセリングを行った人は20万人以上にのぼる。
カウンセリングなどの申し込みはANGIE編集部気付。
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