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好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い

ASCII.jp / 2024年4月12日 11時45分

今回購入した乾電池式「Pomodoroタイマー付きアラーム時計」

時間管理術「ポモドーロテクニック」に役立つ カウントダウンタイマーを衝動買い

 ここ2年ほど筆者がハマッているモノに「ポモドーロタイマー」がある。ポモドーロタイマーはイタリア人のフランチェスコ・シリロ氏が考えついた「時間管理術」のひとつである「ポモドーロテクニック」で役立つ、便利なカウントダウンタイマーだ。

 厳密なルールがある訳ではないが、基本的に仕事を25分のセッションに分けその連携に5分ほどのインターミッションをはさむという、生産性向上を狙った時間管理術だ。限られた短時間に集中力を維持し、生産性をアップする効果があるこの手法はビジネスでも、勉強でも集中したい時に活用できるとの評価だ。

 たまたまシリロ氏が使っていたキッチン タイマーがトマト(ポモドーロ)を模したデザインだったので、ポモドーロテクニックと呼ばれ、25分間のセッションのことを1ポモドーロと呼ばれるようになったようだ。

 コロナ禍で外出することが少なくなった2〜3年前にこの「仕事術」にハマった筆者ではあるが、当初より「コトよりモノ派」の筆者は「ポモドーロテクニック」そのものより、それを実現するためのさまざまなデバイスの方にハマったのはいうまでもない。

 今回、紹介する「Pomodoroタイマー付きアラーム時計」は、そのポモドーロテクニックを補完するためのカウントダウンタイマーの一種だ。ポモドーロタイマーはキッチンタイマーや学習タイマー、フィットネスタイマーのように設定した時間からのカウントダウンする汎用モノも含めるとかなりの数になる。

筆者がこれまでに購入した通称ポモドーロタイマー

 もちろん最近は、単なるメカニカルなカウントダウンタイマーではなく、ポモドーロブームに乗った1ポモドーロ(25分)と休憩インターバル(5分)を組み合わせて何度か繰り返すような、プロシジャー型自動モデルもクラウドファンディングなどの商品として見かけることも多い。

ポモドーロテクニックのためにある程度特化したモデル

 筆者がここ2年ほどで衝動買いしたポモドーロタイマーは、1ポモドーロ(25分)と休憩インターバル(5分)を複数回組み合わせた一気通貫型のタイマーや1ポモドーロ(25分)と休憩インターバル(5分)の切替を手操作でするものなど多様だ。

従来のキッチンタイマーや学習タイマーも流用できる

 実際に筆者のコレクションの中では、手操作によるフレキシブルな対応をしている製品の方が圧倒的に多い。またこれらの専用タイマーを使うことなく、スマホやスマートウォッチのアプリで実現することも可能だ。

 単なるカウントダウンタイマーを使うなら25分という時間に重点をおき、5分の休憩インターバルは気の向くままルーズに管理することでも大丈夫だ。それなら汎用のカウントダウンタイマーを手に入れ、25分にセットすれば良いだけだ。

ポモドーロテクニックのルーツとなったポモドーロ(トマト)の形状をしたタイマー

 キッチンタイマーやお勉強タイマーのようなメカニカルなカウントダウンタイマーの場合、カウントダウン時のカチカチ音のするモノも多くこれは好みが分かれそうだ。もちろん無音でカウントダウンのできる商品も多い。

カウントダウンのカチカチ音のない方が望ましい人もいるだろう

 勉強タイマーと呼ばれるモノの中には、最初のタイマーの設定でダイヤルの回転方向が時計回りと反時計回りの2種類があるようだが、これも好みの問題だろう。筆者はカウントダウンと言うイメージが強く、時計の針周りに回してタイマー設定することに違和感はないタイプだ。タイマー設定を反時計回りで行うモデルの方が価格が1.5倍ほど高いのも興味深い。

電源タイマーの設定は、ほとんど時計回りに針が動くモノが普通だ
今回購入したPomodoroタイマー付きアラーム時計は、単4アルカリ乾電池2本で動作する

任意の時間を設定可能、 光や音、振動でお知らせ!

 さてクラウドファンディング系の商品の多くが、充電式なのに対して今回ご紹介するPomodoroタイマー付きアラーム時計は単4アルカリ乾電池2本で動作する。乾電池の取り置きがあれば10秒以内にバッテリーフルにすることのできる、乾電池式のポモドーロタイマーはありがたい。

 Pomodoroタイマー付きアラーム時計も設定した時間が経過したタイミングで、お知らせをしてくれる。バリエーションは照明だけ、照明+音、照明+バイブ、照明+音+バイブの4種類の中からスライドスイッチで選択できる。自宅では音が有効だが、ファミレスでの原稿書きや図書館での勉強などでは、照明オンリーのお知らせも有用だろう。

 正面から見るとほぼ正方形のポモドーロタイマーだが、回転させて右上にくる数値が設定時間や機能となる。4辺には25min、5min、DIY、CLOCKの4つの文字が記されている。1ポモドーロ(25分)を使う場合は25minを右上にくるように本体を回転させ、側面のs/s(スタート/ストップ)ボタンを押すとカウントダウンが始まる。

 1ポモドーロ中に最終目的とは別の用事で離席や電話着信対応などをする時は、s/sボタンを押して割り込みの仕事に対応、割り込みの仕事が終了すれば再度s/sボタンを押して本来の仕事に戻るのが一般的だ。

 ほかのポモドーロタイマーでは、本体を回転させて時刻表示にすることでカウントダウンが停止するモデルもある。しかし、Pomodoroタイマー付きアラーム時計は、リセットされてしまってカウントダウン前の25min表示に戻ってしまうのでs/sボタンが大事だ。

 また画面の照明はカウントダウンスタート後、約10秒後に自動消灯してしまうので暗い部屋では見辛いことがある。もちろん目的の25秒が経過して通知される時には、画面がフラッシュして教えてくれるので大きな問題はない。

 最初の1ポモドーロ(25分)が終了すれば、休憩インターバルのために5min表示を右上にくるようにセットしてs/sボタンを押せば、正規のポモドーロテクニックにのっとった操作となる。個人差や1ポモドーロでする仕事や勉強の密度や難易度で休憩インターバルが5分では短いとか長すぎるとかいう場合には、「DIY」の設定で側面の「M」と「S」ボタンを押すことで自由な時間も設定できる。

 ポモドーロテクニックのデバイスとしてポモドーロタイマーを使わない時は、「CLOCK」状態にしておけば置時計としても使える。24時間表示やAM/PMの12時間表示も選択可能だ。もちろん任意の時刻設定によるアラーム機能も備えている。

 現代ではこれだけ多くの種類のポモドーロタイマーが発売されている「ポモドーロテクニック」という時間管理術は、確かにおもしろい仕事術のひとつだろう。しかし25分の集中と5分の休憩のバランスが、誰もが快適な組み合わせかどうかは分からない。大事なのは自分にとって「考える」という快適な時間環境を見つけ出すことだ。

 いくつかのポモドーロタイマーを衝動買いしているうちに、やはり最後は自分で作ってみたくなった。昨日、知人のエンジニアとランチとコーヒータイムを過ごして、「F91Wチプカシ」のベルトの切れた腕時計本体部分を使ってMy Pomodoro Timer制作の企画会議をやってきた。今から出来上がりが楽しみだ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Pomodoroタイマー付きアラーム時計 ・購入:AliExpress ・価格:1779円(送料込み)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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