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16型で1.4kgを実現した究極の2in1モバイルノートPC = 「LG gram Pro 2in1」レビュー

ASCII.jp / 2024年4月23日 10時0分

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。今回の試用機のスペックは、「インテルCore Ultra 7 プロセッサー 155H」/16GB(LPDDR5X-7467)/1TB(PCIe Gen4 x4接続SSD)だ。比較対象機種には、「Core i7-1360P」/16GB(LPDDR5-6000)/512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)という仕様の「LG gram SuperSlim」を選んだ。

「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
ベンチマークは「LG Smart Assistant」の冷却モードを「高」に設定して実施している

 まずCPU性能については、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は11736pts、CPU(Single Core)は1771ptsとなった。

 SuperSlimのCPU(Multi Core)は9001pts、CPU(Single Core)は1628ptsだったので、Pro 2in1はCPU(Multi Core)で130%相当、CPU(Single Core)で109%相当のスコアを記録したことになる。

「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は11736pts、CPU(Single Core)は1771pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は607pts、CPU(Single Core)は103pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは3280、Fire Strikeは7064、Wild Lifeは13849となった。

 SuperSlimのTime Spyは1673、Fire Strikeは4709、Wild Lifeは12709だったので、Pro 2in1はTime Spyで196%相当、Fire Strikeで150%相当、Wild Lifeで109%相当のスコアを記録している。

 内蔵グラフィックスが「Intel Iris Xe Graphics」から「Intel Arc Graphics」に変更された「インテルCore Ultra 7 プロセッサー 155H」は、3Dグラフィック性能が圧巻だ。

「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
「3DMark」のTime Spyは3280、Fire Strikeは7064、Wild Lifeは13849、Night Raidは23520
「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは10269(快適)。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(1920×1080ドット、標準品質、フルスクリーン)のスコアは2791(やや重い)

 ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「HFS001TEJ9X101N」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7133MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4774MB/sとなった。

 PCIe Gen4 x4接続SSDとしても高い性能を発揮しており、クリエイティブ系アプリ、ゲームなどでその高速性を遺憾なく発揮してくれるだろう。

「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「HFS001TEJ9X101N」を搭載、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7133MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4774MB/s。

 バッテリー駆動時間は「LG Smart Assistant」の冷却モードを「正常」、ディスプレー輝度を40%に設定して「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、13時間12分動作した。モバイルノートPCとしてトップクラスのスタミナ性能だ。

「LG gram Pro 2in1」実機レビュー
ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、13時間12分動作した

2in1のモバイルノートを検討しているのなら 必ず候補に入れるべき1台

 「LG gram Pro 2in1」は2in1PCの完成形に限りなく近い。NPU搭載の「インテルCore Ultra 7 プロセッサー 155H」を採用し、16GBメモリー、1TBストレージは絶妙な設定だ。

 16型WQXGA IPS液晶は高品質で、かつゲームにも対応できる144Hzのリフレッシュレートを実現。そして剛性の高い360度回転ヒンジ機構を採用しつつ、1.4kgという軽量ボディーを達成している。しかも16インチディスプレー、テンキーを搭載しつつだ。

 Core Ultra 7 プロセッサー 155H搭載機としては最大限にパワーが発揮されていないのは確かだが、これまでもLGエレクトロニクスは処理性能をあえて抑えているふしがある。おそらく省電力性、低発熱性とのバランスを考慮したセッティングなのだろう。

 もしあなたが2in1PCの購入を検討しているのなら、「LG gram Pro 2in1」はその候補に必ず入れるべき1台であることは間違いない。

 

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