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蕪島で毎年恒例、ウミネコの糞避けのため傘の貸し出し実施 社務所に申し出ると「会運証明書」の発行!

@Press / 2017年6月5日 10時0分

蕪島
青森県八戸市(はちのへし)の鮫町(さめまち)にある蕪島には約3万羽のウミネコが飛来し、2017年も毎年恒例のウミネコの糞避けのための傘の貸し出しと、糞に当たった人に「会運(かいうん)証明書」の発行をしています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/129704/LL_img_129704_1.jpg
蕪島


■ウミネコの繁殖地「蕪島」
青森県八戸市鮫町にある蕪島には、今年もたくさんのウミネコが飛来しました。5月中ごろからウミネコの卵がふ化し始め、ウミネコの親子で賑わっています。
ウミネコは漁場を教えてくれる蕪嶋神社の弁財天の使いとして、古くから大切にされてきました。

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島は、市街地の近くにありながら、ウミネコの繁殖を間近で観察できる国内唯一の場所です。
蕪嶋神社の鳥居の赤、乱舞する白いウミネコと青空のコントラストの美しい光景は、八戸を代表する景勝地のひとつとなっており、多くの市民や観光客が訪れています。

現在は、工事のため蕪島への立ち入りが規制されていますが、休日などの参拝客が多い時は不定期で規制を解除しており、頂上へ登ることができます。その際、参拝客で糞が気になる方には、ウミネコの糞避けの傘を貸し出しています。また、ウミネコの糞が当った場合は、社務所に申し出ると名前とその年の何番目の“幸運者”かを記載した「会運証明書」を発行していただけます。


■東日本大震災と蕪嶋神社の焼失
2011年3月に発生した東日本大震災では、八戸市も震度5強の大きな揺れと津波が観測され、沿岸を中心に甚大な被害を受けました。太平洋に面した蕪島でも津波による浸水深が最大で5.3mに達し、島を囲むフェンスが破壊されたほか、周辺では公衆トイレが津波に流されるなどの被害がありました。

さらには震災復興へ向けて蕪島休憩所の建設などの蕪島周辺の整備を進めているさなか、2015年11月には、蕪島の頂上に建つ蕪嶋神社で火災が発生し、それにより社殿を焼失するという衝撃的な出来事がありました。


■ウミネコの生態に配慮した蕪島周辺の整備計画と神社の再建
災難が続くなか、市では東日本大震災からの復興を図るとともに三陸復興国立公園種差海岸(たねさしかいがん)の北の玄関口としてふさわしい空間を創出するために、蕪島周辺の整備を進めています。蕪島を起終点とする「みちのく潮風トレイル」を歩くハイカーや蕪島の風景を眺めながら休憩する市民が気持ちよく利用できるよう芝生に覆われた緩やかな起伏の築山を配置し、園路やウッドデッキを整備しています。

一方で民間では、神社関係者や地元関係者からなる蕪嶋神社再建実行委員会が組織され、神社の再建に向けた動きも活発化しています。2016年11月には、再建工事に着手しました。
このような工事の取組が進められるなか、ウミネコの繁殖に配慮するため、繁殖期間となる春から夏を除く期間に工事を実施しています。このため蕪島整備は2017年度内の整備予定、神社の再建も順調にいって2019年の完成予定となっています。

蕪島は短期間で二度にわたり被災しましたが、ウミネコの繁殖に配慮することで、毎年のように飛来し、子育てをしています。これからもウミネコが飛来する蕪島の光景を守り続け、人との共存を図るため、地域が一体となって再興に取り組んでいきます。


■傘の貸出について
料金 :無料
貸出場所:蕪嶋神社鳥居付近


■「会運証明書」について
期間 :通年 午前9時から午後4時まで
場所 :蕪嶋神社社務所
条件 :ウミネコの糞に当った方(傘に当った場合は含みません)
料金 :無料
発行方法:社務所にお申し出ください。


■蕪島の概要
所在地 :青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2
アクセス:自動車 八戸駅から30分、八戸自動車道八戸ICから25分
鉄道 JR八戸線鮫駅から徒歩15分
バス 種差海岸遊覧バスうみねこ号「蕪島海浜公園」下車


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

ウミネコの親子会運証明書表会運証明書裏

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