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夏季特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」6月30日(土)より開催

@Press / 2018年6月12日 16時0分

MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町、館長:熊倉功夫)は、2018年(平成30年)
6月30日(土)~8月26日(日)、夏季特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」を開催いたします。

■当館初!夏休み、大人も子どもも楽しめる体験型展覧会
子ども連れでも美術館を楽しんでほしい。大人も童心に帰って美術品と親しんでほしい。そんな願いを込めた当館初の体験型展覧会です。MIHOコレクションから選りすぐった世界の古代美術や日本の古美術を、子どもが大好きな2つの色、「赤」と「青」に分けて展示するという試みです。
古くから呪術などに使われていた「赤」、鉱石の入手が難しく憧れの色だった「青」。どちらも信仰と結びつき、“聖なる色”とされてきました。人々が色を手に入れ、美術品に色づけを施した歴史を探っていきます。

■伊藤若冲筆「達磨図」、修復によって明らかにされた裏彩色の「赤」
伊藤若冲は、高価な天然顔料を贅沢に使ったことで知られています。また、重ね塗りや裏彩色といった技法を駆使して、丹念に色を差していった作品が多く見られます。特に「赤」においては、若冲の執着とも言うべき入魂の跡が感じられる作品がありますが、その代表のひとつがこの「達磨図」だと言えましょう。今回の修復によって明らかにされた裏彩色による達磨禅師の真っ赤な僧衣がそれを裏付けています。それは、本展で紹介する、赤い顔料に込められた古代人の精神を引き継いでいるかのようです。
緑豊かな夏のMIHO MUSEUMで、国内外の名品の新しい魅力をお探しください。

■開催趣旨
太古の人々にとって、「色」は自然そのものでした。そして、「色」を何かに施すことは、自然のエネルギーをもってする呪術であり、象徴的な意味を加えることでした。やがて美を意識して彩色するようになりますが、「色」が今日のように、純粋に「彩る」ことのみを目的として使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のことです。一方、現代の私たちは自然から離れた場所にいても、自然界で目にする以上に多彩な色に触れることができるようになりました。
赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき、“聖なる色”と捉えられていたようです。また、赤と青は、一般的にあらゆる色のなかで最も強いイメージがあるとされる2色であると同時に、一方は動的で他方は静的であるなど、両極の側面を持つ色だとも言えます。
本展では、古代から近世における日本そして世界の美術品に表された赤と青を取り上げ、人々が古より「色」とどのように関わってきたかを考えます。さらに、夏休みスペシャル企画として、大人も子どもも太古の世界へタイムスリップ!!現代の私たちが見失いかけている“色のエネルギー”を心で感じ取っていただけるよう、様々な体験コーナーやワークショップなどをご用意して皆様をお迎えいたします。

■開催概要
展覧会名: 夏季特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」
英語タイトル:Summer session:“Red and Blue: Exploring the World of Sacred Colors”
開催期間: 2018年(平成30年)6月30日(土)~ 8月26日(日)
会 場: MIHO MUSEUM
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 TEL.0748-82-3411
主 催: MIHO MUSEUM、京都新聞
後 援: 滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、
エフエム京都
担当学芸員: 高橋夕美恵(MIHO MUSEUM学芸員)
展示総数: 約125点(うち重要文化財1点) 赤い作品約45点、青い作品約80点
入館料: 一般1100円、高・大生800円、小・中生300円
【20名以上の団体は各200円割引】
開館時間: 午前10時~午後5時 【入館は午後4時まで】
休館日: 毎月曜日【※ 7月16日は開館、7月17日は休館】
次回予告: 2018年9月8日(土)~10月8日(月・祝)
秋季特別展1「アメリカ古代文明―超自然へのまなざし―」

■毎日のわくわくコーナー(予約不要)
◎赤と青で変身してみよう
古代の人のように赤でフェイス・ペインティングをしたり、青い石のアクセ
サリーをつけたりするとどんな気分になるのかな?
◎聖なる石を触ってみよう
古代の人たちが、色をつけるために使った赤と青の聖なる石を触れるよ。
◎赤と青を感じてみよう
赤いマントや青いマントを着て、真っ赤な部屋や真っ青な部屋に入ってみよう。 どんな気分になるのかな?

■イベント&プログラム ※詳細および申込はHPをご覧ください。
◎展示ツアー“赤と青のひ・み・つ”わくわくどきどき探検ツアー
開催日:7月22日(日)、29日(日)、
8月5日(日)、12日(日)、19日(日)、26日(日)
開始時間:各日11:00、13:00、14:00(所要時間約30分)
対象:5歳~高校生
参加費:無料(要予約) 入館料:子どもは無料。引率の大人は2名まで無料。
◎ワークショップ1 色石のアクセサリー作り
開催日:7月7日(土)、21日(土)、8月18日(土)
◎ワークショップ2 パピルス紙のコースター作り
開催日:7月14日(土)、8月4日(土)
※ワークショップ1・2とも 開催時間:午前の部10:30~12:00のうち
午後の部13:30~15:30のうち(所要時間約20分)
対象:小学生以上(保護者同伴の場合未就学児参加可能)
材料費:200円(入館料は別途要、予約不要)
◎美術家によるワークショップ 赤と青のめぐり合わせ
草木染めによる絹の布を使った感性のワークショップ。
参加者全員で、様々な夢の回廊を作ります。
開催日:7月28日(土)、8月11日(土)、8月25日(土)
講師:青島左門氏(美術家)
開催時間:13:00~15:00 対象:小学生~大人まで 定員:20名
参加費:1000円(入館料は別途要、草木染の小布つき、要予約)
◎高校生の手づくりワークショップ 草木染めと小物づくり
古代より天然染料として用いられてきた貴重な植物、ムラサキを育てている
八日市南高校の学生さんと一緒に、その手づくり染料で布を染め、
素敵な小物を作ります。
開催日:7月27日(金)、8月8日(水)
講師:滋賀県立八日市南高校の先生と学生さん
開催時間:午前の部11:30~12:10 午後の部12:20~13:00
(所要時間約40分)
対象:小学生~大人まで(小学生は保護者同伴) 定員:各回10名
材料費:500円(入館料は別途要、要予約)

■作品画像
1.みみずく土偶 余山貝塚
縄文時代後期(BC1300 年頃)重要文化財 辰馬考古資料館蔵(撮影:藤森武)
2.伊藤若冲筆「達磨図」
江戸時代 18世紀 絹本著色 一幅 MIHO MUSEUM蔵
3.ユーゴ
ベラクルス・メキシコ 600ー900年 石、赤色顔料、変性黄鉄鉱 MIHO MUSEUM蔵
4.べス神形容器
エジプト 前7-前6 世紀 MIHO MUSEUM 蔵
5.ハトホル形ペンダント
エジプト 前16ー前11世紀 ラピスラズリ MIHO MUSEUM 蔵
6.魚形容器
東地中海地域あるいはイタリア 1世紀 ガラス MIHO MUSEUM 蔵


■MIHO MUSEUMについて
MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプスの山中に誕生しました。
建築設計は、フランス・ルーヴル美術館のガラスのピラミッドで世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」。東晋の詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園―桃源郷の物語を、構想・設計・建設に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。
美術館棟へは、枝垂れ桜の並木道を通り、銀色に輝くトンネルを抜け、深い谷を越える吊り橋を渡って行きます。美術館棟は、「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、朝鮮、アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて約3000件からなり、季節により内外からの出陳を加えて、常時250~500点を展示しています。
その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されています。施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・無農薬の厳選された食材を使用したレストランと、喫茶各1店舗があります。レストラン別室では、団体様用の昼食も提供しています。
MIHO MUSEUMは、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合した感動の空間です。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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