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スマートフォンサイトユーザビリティ診断の結果を発表(全30サイト)」~もっとも使いやすいスマートフォンサイトは「住宅情報ポータルHOME'S」~

@Press / 2012年4月5日 13時0分

HOME'S
 トライベック・ストラテジー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:殿木 和彦)は、スマートフォンで主要サービスを展開している企業のうち、ポータルサイト、ECサイト、企業サイト、特定ジャンルの専門サイト(不動産、金融など特定ジャンルや用途に特化したサイト)の4分類30サイトを抽出し、対象となるスマートフォンサイトに対してユーザビリティ診断を実施しました。(調査期間:2011年12月から2月下旬)
 スマートフォンサイトユーザビリティ診断は、トライベック・ストラテジーが毎年実施している「Webユーザビリティ診断」をスマートフォンサイト向けに独自に開発したユーザビリティ評価プログラムです。


■調査目的
 本調査の目的は、多様化するコミュニケーションデバイス(とりわけスマートフォン)に対して企業が適切な形で情報提供できているかを専用のスマートフォンサイトを通じて評価しています。特にスマートフォンサイトの「ユーザビリティ(使い勝手)」に着目し、スマートフォンならではのユーザビリティに対する配慮や工夫がされているかどうかを総合的に調査することにより、スマートフォンサイトを通じた企業のコミュニケーション活動の参考としてもらうことを目的としています。


■スマートフォンサイトユーザビリティ診断 概要
<調査対象>
・サイトの主目的であるコンテンツが、スマートフォン専用に構築されているサイトを対象としています。

・カテゴリTOPまでしか最適化されておらず、下階層はPCサイトやモバイルサイトに遷移するサイトについては対象外としました。

・第3階層以降も主要コンテンツをスマートフォン対応しているサイトで、ポータルサイト、ECサイト、企業サイト、特定ジャンルの専門サイト(不動産、金融など特定ジャンルや用途に特化したサイト)の4分類でそれぞれ一般的に知名度の高いサイト、利用ユーザーが多い30サイトをランダムに抽出しています。

<評価項目>
1.アクセス性
 ・PCサイトとの切り替えの容易さや、iOSやAndroid端末などOSに依存せずに快適に閲覧できるような配慮ができているかなど、ユーザーのアクセスを阻害しないような配慮や工夫がされているかを中心に評価しました。

2.サイト全体の明快性
 ・PCに比べ限られた画面領域の中で主要なメニューが見えるか、トップページが長くなりすぎないようなメニュー配置・機能の工夫が見られるかを中心に評価しました。

3.ナビゲーションの使いやすさ
 ・スマートフォンならではの操作に対する配慮、リンク域への対応や、スムーズな検索行動へのサポートなど、スマートフォンサイト内での回遊の阻害要因はないかなどを中心に評価しました。

4.コンテンツの適切性
 ・ページ内の見出し、構成、本文の見易さなどを中心に評価しました。

5.ヘルプ・安全性
 ・FAQや問い合わせフォームの最適化などユーザーサポートに関連する項目を中心に評価しました。


 調査は5評価軸全61項目について4段階評価を行っています。1サイトにつき3名以上のアナリストによるヒューリスティック評価法を用いています。評価後にトライベック・ストラテジーのコンサルティング経験とユーザーテストの実績に基づきウエイト付けされた配点基準に従いスコアリング(100点満点)しています。

<総評>
【上位サイトのトップ画面キャプチャ】
1位 HOME'S
http://www.tribeck.jp/common/img/release_20120405_1s.jpg

2位 野村證券
http://www.tribeck.jp/common/img/release_20120405_2s.jpg

3位 ZOZO TOWN
http://www.tribeck.jp/common/img/release_20120405_3s.jpg

【全体の傾向】
 ・全体の平均は77.73点と比較的高い結果となりました。今回選定したサイトがスマートフォンサイトにいち早く対応しているサイトが多く、多様化するデバイス環境への適応力が高く、スマートフォンを通じたユーザーとのコミュニケーション力を強化していることが背景に考えられます。

 ・全体的に「アクセス性」「コンテンツの適切性」は比較的ポイントが高いものの、「ヘルプ・安全性」の平均点は60.18ポイントと低く、お問い合わせフォームなどがスマートフォンに最適化されたサイトはまだ少ない状況です。またFAQなどのコンテンツもPC版にリンクされているケースが多く見られました。このようにユーザーの疑問やサポートについてスマートフォンサイトで完結させるという意識はまだ低いという状況です。ただし、ECサイトでは「ヘルプ・安全性」でも高得点を取得しているケース(ZOZO TOWNや価格コム)もあり、サイト特性やターゲットニーズに応じた最適化が求められます。

 ・「ナビゲーションの使いやすさ」については、専門サイト、企業サイトではいずれも平均が85ポイントと高く、スマートフォンならではのユーザビリティを意識していることが伺えました。スマートフォンサイトはPCサイトよりもよりダイレクトに目的のコンテンツに誘導することが求められるため、検索の使いやすさやメニュー一覧へのアクセスのしやすさ等に配慮したサイトが目立ちました。

 ・また、限られたスペースでページが長くなりすぎてしまうことを避けるため、アコーディオン式のメニューやモーダルウィンドウを使って、ユーザーをナビゲートしているスマートフォンサイトならではの特徴も見られました。

 ・1位のHOME'S、2位の野村證券サイトは、それぞれ不動産検索、投資情報検索などに目的が限定的なサイトですが、こうした専門サイトほどアプリのようなインターフェースで提供しており、高いユーザビリティを確保していました。ECサイトでは総合3位のZOZO TOWNが最高得点となっており、フォントサイズの小さい点等で若干の減点はあるものの、比較的全項目において高いスコアとなりました。

 ・今回の調査は30サイトのみを抽出していますが、現状企業サイトではほとんどがカテゴリTOPまでの対応となっており、第3階層以降のコンテンツはPC版としているケースが多いのも事実です。またECサイトのほか、オンライン予約を受け付けるサイトについても、第3階層以降はPCサイトやモバイルサイトとしているケースも多く、最適化についてはまだまだこれからという感も否めません。

 ・ますます普及するスマートフォンという新たなコミュニケーションデバイスを前に企業はユーザーに対して最適な方法で情報を提供することが求められます。スマートフォンで提供すべき情報の範囲や方法について検討すると同時に、ユーザーにとって使いやすく有益なスマートフォンサイトを構築することが必要です。


<参考資料>
・スマートフォンサイトユーザビリティ診断上位10位ランキング
順位   企業/サイト名
1.   HOME'S(専門サイト)
2.   野村證券(専門サイト)
3.   ZOZO TOWN(ECサイト)
4.   ハウス食品(企業サイト)
5.   東京メトロ(企業サイト)
6.   価格コム(ECサイト)
7.   ユナイテッドアローズ(企業サイト)
8.   日産自動車(企業サイト)
9.   アットホーム(専門サイト)
10.   アマゾンドットコム(ECサイト)


◎全30サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2012sp/index.html


【会社概要】
会社名 : トライベック・ストラテジー株式会社
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1-21-3
代表者 : 代表取締役社長 殿木 和彦
設立  : 2001年9月4日
資本金 : 8,765万円
事業内容: Webコンサルテーション、インテグレーション事業
      (Web戦略策定からサイト構築、運営支援までの
      トータルソリューションをワンストップで提供します)
URL   : http://www.tribeck.jp/

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

【関連画像】

野村證券ZOZO TOWN

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