2014年春季特別展「江戸の異国万華鏡―更紗・びいどろ・阿蘭陀」

@Press / 2014年3月12日 16時0分

1)更紗杜若文様縫合小袖
 MIHO MUSEUM(所在地:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300、館長:辻惟雄)は、2014年(平成26年)3月15日(土)~6月8日(日)までの期間、2014年春季特別展江戸の異国万華鏡―更紗・びいどろ・阿蘭陀 を開催いたします。

 鎖国下の江戸時代、限られた窓口からとは言え、わが国には想像以上に豊富な品々が海を越えてもたらされていました。なかでも、西洋との主要な懸け橋となったオランダの船に舶載された新奇で美しい工芸品は、当時の日本人の心を強く掴みました。その感動は、当時の人々にとって、同じ頃ヨーロッパより伝わった万華鏡を覗くような心地だったのではないでしょうか。
 本展では、江戸時代の様々な舶来品のうち、主にオランダ東インド会社によって輸入された工芸品―多くの人々に愛されたインド更紗、びいどろと呼ばれ和ガラスの手本にもなったヨーロッパ製ガラス器、阿蘭陀と呼ばれ珍重されたたデルフト焼を中心とするヨーロッパ陶器を取り上げ、それらが当時わが国でどのように愛でられ、使われたかに焦点を当てて展観します。江戸時代に舶来し伝世した数々の裂(きれ)やうつわそのものと共に、更紗で仕立てた衣服や小物類、ヨーロッパ製ガラスの模製から始まり独自に深化した和製びいどろ、乾山を始めとする阿蘭陀写陶器など、様々な受容の形を概観します。
 数百年の時を経て現代まで大切に伝えられた様々な裂やうつわから、外来の文物を選りすぐり、さらに見事に昇華させて自らの文化に取り入れる、日本人の卓越した美意識に迫ります。※会期中展示替えあり

◆開催概要◆

・展覧会名 2014年春季特別展「江戸の異国万華鏡 ―更紗・びいどろ・阿蘭陀」
・開催期間 平成26年(2014年)3月15日(土)~6月8日(日)
・会場 MIHO MUSEUM
    〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
    (JR石山駅南口より MIHO MUSEUM 行きバスで約50分)
    TEL.0748-82-3411 FAX.0748-82-3414 URL. http://miho.jp
・主催 MIHO MUSEUM/京都新聞
・協力 神戸市立博物館
・後援 オランダ王国大使館、在大阪・神戸オランダ王国総領事館、
    滋賀県/滋賀県教育委員会/NHK大津放送局/BBCびわ湖放送/
    エフエム京都
・講演会・対談
    いずれも当日先着100名様(美術館棟受付にて整理券配布)
    南レクチャーホール
  3月22日(土)14:00~「長崎・出島をめぐる びいどろと阿蘭陀」
             岡 泰正 神戸市立博物館 展示企画部長・学芸員
  4月20日(日)14:00~「更紗に魅せられて」
             梶谷 宣子 メトロポリタン美術館終身名誉館員
             鈴木 一弘 鈴木時代裂研究所代表
  5月17日(土)14:00~「インド更紗の技法」
             吉岡 幸雄 染司よしおか当主
  5月18日(日)14:00~「茶の湯の中の異国趣味」
             熊倉 功夫 静岡文化芸術大学学長
・開館時間 午前10時~午後5時 【入館は午後4時まで】
・休館日 毎月曜日【※ 5/5、5/6は開館、5/7は休館】
・入館料 一般1,100円、高・大生800円、小・中生300円
     【20名以上の団体は各200円割引】
     ※2014年3月15日より、一般料金を1,000円から1,100円に改定します。
・次回予告 7月19日(土)~8月17日(日)
      2014年夏季特別展「MIHO悲母観音と蓮華弥勒 二つの綴れ織」

◆MIHO MUSEUMについて◆

 MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプスの山中に誕生しました。建築設計は、フランス・ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館、北京、香港の中国銀行ビル等で世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」、東晋の詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園―桃源郷の物語を、構想・設計・建設に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。
 
 所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、朝鮮、古代アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて、約2,000点からなり、季節により内外からの出陳を加えて、常時250~500点を展示しています。
その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されています。
 
 美術館本館は「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
 
 施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・無農薬の厳選された食材を使用したレストランと、喫茶各1店舗があります。レストラン別室では、団体様用の昼食も提供しています。
 
 MIHO MUSEUMは30万坪の敷地に、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合した感動の空間です。

◆作品写真

1)更紗杜若文様縫合小袖 文化学園服飾博物館蔵
   展示期間:4月29日~6月8日
2)蘭館図絵巻(唐蘭館図絵巻のうち)紙本著色 長崎歴史文化博物館蔵
   展示期間:4月15日~5月11日
3)更紗手鑑 MIHO MUSEUM蔵
   展示期間:全期(期間中、頁替えあり)
   ※写真は更紗手鑑 のうち茘枝手更紗
4)幾何学文様更紗陣羽織 松浦史料博物館蔵
   展示期間:4月15日~6月8日
5)文琳茶入 銘 長谷川 更紗内箱包裂 野村美術館蔵
   展示期間:4月15日~5月18日
6)阿蘭陀祥瑞写水指 MIHO MUSEUM蔵
   展示期間:全期


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プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

2)蘭館図絵巻 3)茘枝手更紗 更紗手鑑より 4)幾何学文様更紗陣羽織

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