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「友達には相談できない…」デリケートゾーンのかゆみの原因と対策を教えて!

美人百花デジタル / 2021年4月26日 20時30分

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他の人にはなかなか相談できない、デリケートゾーンのかゆみ。今回は、メッドセルクリニック大阪で院長を務める安宅鈴香先生に原因とその対策を教えてもらいました。

 

デリケートゾーンのかゆみの原因を教えてください

「一番多いのは、汗やおりもの、月経血などで蒸れやすい環境ができ、生理用ナプキンや下着などの刺激やアレルギーが原因で、皮膚が“かぶれる”ことによるもの。つまり接触性皮膚炎です。かぶれの場合は、原因になっているものを取り除くことや、通気性を良くすることでかゆみが改善します。膣周りはどうしても汚れやすく、風とおしが悪くなる場所ですので、他の部位の皮膚よりかゆみやヒリヒリなどのトラブルが起こりやすい部位です。また、閉経後の女性は女性ホルモンが減少するため、デリケートゾーンの乾燥が強くなり、下着がこすれるような、ちょっとした刺激でもかゆみ、ヒリヒリが起こります。ほとんどのかゆみは上記のような理由で起こりますが、まれにカンジダや細菌、ケジラミなどの感染症が原因であることも。これまでにないような我慢できない強いかゆみや、いつもと違うおりもの、臭いなどがある場合には、ためらわずに婦人科クリニックを受診して検査を受けましょう」

かゆくならないために日常で気をつけるべきことはありますか?

「かぶれであれば、まずは原因となっているものとの接触や刺激を避けることが必要です。生理中はこまめにナプキンを取り替え、通気性のよい下着や衣服を身につけること。生理中にはトイレのウオシュレットを使って月経血を洗うことはOKですが、普段はむしろ洗いすぎないようにしてください。膣内を守っている良い細菌を洗い流し過ぎてしまうと、かえってトラブルが増えてしまいます。そして、トイレットペーパーを使うときも、できるだけ優しく、おさえ拭きをしてください。ゴシゴシこすらないように! お風呂で洗う際も、身体や顔の皮膚とは違ってデリケートゾーンの皮膚は非常に薄く、敏感なので、ソープは泡立てて、手でそっと優しく洗いましょう。このときも決してゴシゴシボディタオルなどでこすらないように! 洗浄剤はデリケートゾーン専用ソープや、刺激が少ないベビー用などの弱酸性のものを選びましょう。また、お風呂から上がったあとは、保湿のためにデリケートゾーン専用のオイルやクリームなどを使って膣周りを保湿しましょう。お顔のお手入れと同じようにデリケートゾーンも毎日のお手入れが大切です。また、清潔な環境を作るために、アンダーヘアの処理(特に膣周りのIラインと肛門周りのOライン)も行ってください。膣周りに毛が多い場合は、どうしても汚れやむれが起こりやすく、かゆみの原因になってしまいます。安全に永久脱毛するには、やはりきちんとしたクリニックでの医療レーザー脱毛がおすすめです

 

今後も、さまざまな体のお悩みにお答えいただきます。次の配信もチェックしてくださいね!

教えていただいたのは

メッドセルクリニック大阪 院長 安宅鈴香

大阪市立大学医学部附属病院にて精神科、内科、神経内科の臨床、研究に従事。大学院では疲労とサプリメントの研究およびPETによる認知症のアミロイドイメージングを研究テーマとした。大学病院では最先端の西洋医学を行う一方で、外勤の一般病院では漢方やプラセンタなど、補完代替医療による女性更年期外来を担当。また市内の某美容クリニックにて、レーザー、ボトックス注射、プラセンタ注射などの美容医療も研修。長年勤務した大学病院での経験より、慢性期治療における西洋医学の限界や病気になる前の予防医療の重要性を感じ、心理療法、振動医学、栄養療法、ヒプノセラピー、漢方などの補完代替医療と西洋医学を融合させた統合医療をライフワークとする。2019年12月より再生医療、美容医療、統合医療を行うメッドセルクリニック大阪院長。

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