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3年ぶりに開催確定!? 鈴鹿8耐の公式テストはフィーリング良好!石塚健のレースレポート

バイクのニュース / 2022年6月18日 17時0分

3年ぶりの開催となる鈴鹿8耐。その1回目の公式テストに参加した石塚健選手のレポートです。

■3年ぶりの開催となる鈴鹿8耐

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 前戦の全日本選手権SUGOラウンドが終わってすぐの2022年6月9日、10日に鈴鹿サーキットでおこなわれた、FIM世界耐久選手権”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会の公式テストに参加してきたので、そのレポートを書かせていただきます。

初めて乗るBMW M1000RRでコースインする石塚健選手初めて乗るBMW M1000RRでコースインする石塚健選手

 僕の参戦する全日本選手権ST1000クラスは、まだ今シーズンの2戦目を終えたばかりですが、一旦全日本選手権からは頭を切り替え、鈴鹿8耐に集中する期間となります。しかし、ここ数年はコロナウイルスの影響で残念ながら開催できず、きっと開催されるであろう今年の8耐は、2019年以来3年振りとなります。

 国内の二輪ロードレース大会で、日本一人気があって盛り上がり、そして世界中からも注目を集める鈴鹿8耐は、全日本ロードレース選手権のことはあまり知らないという人でも、名前を聞いたことがあると思います。そんな8耐に参戦できるとのことで、ライダーである僕自身もとても嬉しく思います。

 今回おこなわれた公式テストには、8耐本番に参加するチームのほとんどが参加しました。

 4メーカー枠やタイヤメーカー枠、そして8耐特別スポーツ走行など、それぞれのチームが一同に集まり、それぞれ決められた走行枠でのテストを開始。鈴鹿サーキットを走るのは、僕にとってはなんだかんだで3年振り。前回の鈴鹿8耐決勝日以来の走行となりました。

チームメイトの中冨選手と一緒にテストをこなす石塚健選手チームメイトの中冨選手と一緒にテストをこなす石塚健選手

 チームはその時と同じ、今年もTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWからSSTクラスへの参戦で、今回のテストから第3ライダーとしてチームに新規加入した、中冨伸一選手も合流。一緒に8耐を戦うメンバーが揃い、バイクも耐久仕様のBMW「M1000RR」に。僕自身、初めての新型車両でのテストとなりました。

 第1ライダーの星野知也選手は、全日本選手権での転倒により負った怪我が癒えておらず、残念ながらほとんど走行できませんでしたが、そんな事情もあって、2台のマシンを僕と中冨選手がそれぞれ使用し、沢山の走行時間を得ることができました。

 初めて乗る新型車両かつ3年振りの鈴鹿サーキットとなった僕、そして初のBMW車での走行となった中冨選手にとって、貴重な走行時間だったかと思います。

■スプリントレースとは違ったマシン作り

 テストではとにかく走り込み、マシンの感触を掴むことと、個人的にライディングの幅を広げること、そして耐久に向けたマシンのセットアップを進めていきました。

 耐久レースはスプリントレースとは違って、自分が速く走れる車体を作り上げるのではなく、ライダー3人がある程度乗りやすく、そして速く走れる車体を作らなくてはなりません。

 もちろんライダー3人が同じ体格をしている訳も無ければ、ライディングスタイルも皆バラバラ。いい換えれば、それぞれの理想からある程度の妥協も必要となります。

8耐テストに参加し鈴鹿サーキットを走行する石塚健選手8耐テストに参加し鈴鹿サーキットを走行する石塚健選手

 2日間のテストは順調に進み、終わってみれば合計6時間半もあった走行時間のほとんどを、走行させてもらうことができました。

 8耐テストは7月5日、6日に第2回目がおこなわれる予定で、各チーム8耐本番さながらのテストを実施予定です。

 本番が待ちきれない!という人は、公式テストの現地観戦も可能なので、是非足を運んでみてください!

 テストでしか見られないライダーやマシンのカラーリングを見ることができるのも、見所のひとつ!また次回テストレポートも、書かせていただきますので、楽しみにしていてください。

 画像提供:(c) TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW

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