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見たことのない国内メーカーのバイクに驚愕!アジア圏で販売されるバイクの魅力とは〜小野木里奈の○○○○○日和〜

バイクのニュース / 2023年2月6日 13時0分

『小野木里奈の○○○○○日和』は、バイク館イエローハットの輸入新車メディア向け試乗会に参加しました。海外で製造される国内メーカの小排気量バイクに試乗しました。

■日本未導入のモデルに試乗

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。バイク館イエローハットの輸入新車メディア向け試乗会に参加しました。試乗会に用意されたバイクは、ホンダやヤマハなどの国内メーカーでありながら日本に導入されていない海外生産の小排気量モデルを中心にしています。

バイク館の輸入新車メディア向け試乗会に参加バイク館の輸入新車メディア向け試乗会に参加

 試乗するバイクは、インド、ベトナム、中国、インドネシアなど、東南アジアを中心に現地で生産されているモデルです。アジア圏の海外生産バイクは私の中でもまだまだ未知の世界。この日用意された最も多い試乗車は、インド生産のバイクです。インドと日本ではバイクの品質や使い方にも違いはあるのでしょうか。

 そして、なぜ国内生産ではなくわざわざ海外生産のバイクの試乗会を開催したかについても疑問を持ったので、今回の試乗会を主催するバイク館の野澤さんにお話を伺いました。

試乗会を主催するバイク館の野澤さんにお話を聞いた試乗会を主催するバイク館の野澤さんにお話を聞いた

小野木:今回はインド生産のモデルが多かったです。例えば「インドのヤマハ」と「日本のヤマハ」を比べた時に、同じ国内メーカーでも海外生産と国内生産とでは大きな違いはあるのでしょうか?

野澤さん:大きな特徴の違いというと基本的に無いですね。ただ、インドの車両は左側にサドルカバーが付いているんです。インドでは法規上このサドルカバーが付いていなければなりません。これは何かというと「サリーガード」になるんですよ。

小野木:サリーガード!?あのインドなどの民族衣装のことでしょうか?

野澤さん:そうです。あれはとても丈が長いので、タンデムシートに乗る時にインドの方々は横向きで乗ったりするんです。その時にそのサリーがホイールなどに巻き込まないようにこのサリーガードが付いているんですよ。

サリーなど民族衣装を着てタンデムシートに乗るサリーなど民族衣装を着てタンデムシートに乗る

小野木:これはライダーではなく、後ろに乗っている人のために付けられているんですね。

野澤さん:その通りなんです。なので、インドの車両には全てこのサリーガードが付いているという面白い特徴があります。それ以外は基本的に大差はないと思います。

小野木:サリーガードが付いていなければいけないインドの法律だけでなく、インドでは後ろに乗る人は横向きに乗ってもOKということにも衝撃です(笑)

野澤さん:その点からしても日本とまた文化の違いがバイクにも表れていますよね。

小野木:インドと日本では、バイクの楽しみ方にも違いがあるのでしょうか?

野澤さん:全然違いますね。

小野木:おお!具体的にはどのような違いがありますか?

野澤さん:やはり、日本の方々はバイクを移動と趣味で乗ることが多いに対して、インドの方々はバイクを移動の生活の足として使う方が圧倒的に多い印象です。

小野木:日本では、移動を主な目的として使う場合はスクーターを選ぶ傾向にありますが、インドではどうなのでしょうか。

野澤さん:インドの方もそうです。生活の足として考えるなら圧倒的にスクーターの方が需要は高いです。元々人口も日本と比べて絶対的に多いのでバイクの数も多く出回っていますね。

インド生産のヤマハ「YZF-R15M」インド生産のヤマハ「YZF-R15M」

小野木:デザイン面についても、この試乗会で用意されているバイクは日本で売られているものと色使いなどどこか違うなぁという印象がありました。

野澤さん:形に関しては、アジア圏のタイやインドネシアなどあまり変わらないと思います。例えばこの試乗会にあるインド生産のヤマハ「YZF-R15M」は、インドネシアもタイも同じ形で売られています。

小野木:そうなんですね。

野澤さん:この試乗会のバイクの中でインドだけで売られているものは、ホンダ「CB200X」、ヤマハ「FZ25」、HERO「X-PULSE」などになりますね。このHEROは、インドのメーカーなんですよ。昔、『ヒーロー・ホンダ(Hero Honda)』というインドのメーカーがあったんです。

HERO「X-PULSE」にも試乗しましたHERO「X-PULSE」にも試乗しました

小野木:ヒーローホンダ?

野澤さん:はい。昔、『ヒーロー・ホンダ(Hero Honda)』という会社がインドにあって、主にホンダのインドで製造していた会社なんです。そこがホンダのライセンスを無くして、新たに立ち上げたメーカーが『ヒーロー(HERO)』なんです。細かいところを見ると、部品はホンダに似ているんですよ。

小野木:この試乗会で扱っているアジアを中心にした海外生産のバイクを日本に輸入することで、どのような方々に乗っていただきたいですか?

野澤さん:どちらかというと、エントリーユーザーさんといえるバイク初心者の方ですね。極端な話、30万円前後から買えるバイクも多いということもあるからです。今、日本で軽二輪を新車で買うとすると、やはりこの金額で買うことは難しいでしょう。そういう意味でもお買い求めしやすい車両が多いです。

30万円前後から買える輸入小型モデル(写真:ヤマハ「FZ-S150 Deluxe」)30万円前後から買える輸入小型モデル(写真:ヤマハ「FZ-S150 Deluxe」)

小野木:やはり手に入りやすい値段ということは重要ですよね。私も学生の時に教習所に通っていたので、やっと免許を取ってもバイクを所有するためにさらにお金がかかってしまうという点は、若者にとってバイクを遠い存在になっている理由の一つだ思います。

野澤さん:若い方が買いづらい金額になっているのが現状です。この試乗会で並んでいるバイクは比較的リーズナブルな車両が多いので、そういう方々にも知っていただければ嬉しいですね。

小野木:それだけ安くできる理由は何ですか?

野澤さん:例えば、インドで挙げると、単純に物価が安いんです。これが大きいです。

小野木:なるほど。その理由を聞くと車両の性能が劣っているからではないんだなぁと安心できます。

野澤さん:そうなんです。別に質が悪いわけではないんですよ。たしかに、同じホンダでもインドで生産されたものは、原材料はインド調達なんです。樹脂の素材ひとつインドのものということになります。樹脂の素材そのものに焦点を合わせると差は出てくるのですが、実は日本で販売されているものもタイやインドで生産されたものもたくさんあります。極端な違いはありませんし、乗っていただくことで実感することができると思います。

バイク館の輸入新車メディア向け試乗会に用意された輸入車バイク館の輸入新車メディア向け試乗会に用意された輸入車

小野木:たしかに、実際に試乗してみて乗りやすさに驚きました。今回はメディア向けの試乗会でしたが、一般のお客様向けに試乗の場を設ける予定はあるのでしょうか?

野澤さん:今回は、多くの方に輸入新車をもっと知っていただきたくてメディア向けの試乗会を開催しました。今後は、バイク館の各店舗で試乗車を用意する予定です。

小野木:おー!!それはすごく嬉しいです。

野澤さん:これまではユーザーさんが「乗れないからよくわからない」ということを無くすために、ある程度の台数を各店舗に用意して実際に試乗することができるようにします。

小野木:お話だけ聞いていても実際に試乗して体感してみることが一番自分自身にとっても大切ですよね。ありがとうございました。

軽快で取り回しもしやすいバイクが多い軽快で取り回しもしやすいバイクが多い

 お話を伺う以前は、私の中でアジア圏の海外生産モデルは「安いけど性能はイマイチなのでは…」という不安があったのが正直な印象でした。安いということは、品質というよりもそもそもの現地の物価が安いということが大きな理由だったのですね。

 実際に何台かのバイクに試乗してみましたが、どのバイクも軽快で取り回しもしやすいものばかりで驚きました。たしかに、野澤さんのおっしゃる通り初心者ライダーにも扱いやすいモデルが多い印象です。

 実際にバイク館で試乗できる機会もあるそうなので気になる方はチェックしてみてください。来週以降は、実際に試乗したバイクの試乗記をお届けします!

 それではまた来週の月曜日にお会いしましょう!

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