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原付二種も運転可能!小型二輪免許を最短で取得できる一発試験の内容とは

バイクのニュース / 2023年7月4日 12時20分

小型二輪免許は、最近人気が高まっているカテゴリ、原付二種を運転することができる免許です。「一発試験」という方法で比較的手軽に免許を取得できる点も魅力ですが、この一発試験とは、一体どういった内容なのでしょうか。

■小型二輪免許の一発試験ってどんな内容?

 バイクの免許が欲しくなったら、教習所に通って取るのが一般的ですが、教習所に通わずに運転免許試験場で直接免許取得のための試験を受ける「一発試験」という方法もあります。

 中でも比較的安易に取得できるのが、小型二輪免許。正式名は、125ccまでのバイクを運転できる「小型限定普通二輪免許」です。小型二輪免許を取得すれば、昨今人気の原付二種(51ccから125ccまで)の運転資格を得られるため、バイクを日常の足に使いたいと考えている人にはお勧めの免許。
 
 原付二種は、50ccの原付並みに維持費が安く済む上に、問題なく交通の流れに乗れるほどパワーがあり、二段階右折なども不要で30km/hの速度制限もありません。

 そのため、ツーリングなどの長距離移動のほか、通勤通学の移動手段として大人気のカテゴリです。

 なお、オートマチック車限定で運転できる、AT小型二輪免許もあるため、「乗るのはスクーターだけ」という人は、AT限定免許の取得試験を受験するのも良いでしょう。

小型二輪免許を取得するには教習所に通う以外に一発試験を受けるという方法もある小型二輪免許を取得するには教習所に通う以外に一発試験を受けるという方法もある

 一発試験は、実技・学科のどちらも各都道府県の運転免許試験場でおこなわれます。

 申し込みのおおまかな流れとしては、まず住民票のある運転免許試験場に行き、適性検査を受けたあとに学科試験を受験。この際に、普通自動車免許を持っている人は、学科試験は免除となるので忘れず申告しましょう。なお、適性検査の当日は技能試験を受けることができません。技能試験は予約制なので、なるべくその日のうちに申し込みをしてください。

 試験場によっては、混雑していて1か月以上も先の予約になることがあるようです。そのため、なるべく幅をもたせたスケジュールを組んでおく事をお勧めします。

 そして、技能試験を受けてすべての試験に合格すれば、免許取得の資格が与えられる流れ。ただし、これで終了ではありません。最後に指定の教習所で取得時講習と応急救護講習を受けて、ようやく免許が交付されます。

■一発試験を受験する上での注意点はある?

 一発試験は費用が抑えられるメリットがありますが、その反面、非常に難易度が高いのが難点です。そのため、事前にしっかりと学習して、試験に挑むことが大切。 では、一発試験はどういった内容なのでしょうか。

一発試験の学科と実技はどちらも運転免許試験場でおこなわれる一発試験の学科と実技はどちらも運転免許試験場でおこなわれる

 学科試験の制限時間は50分で、95問が出題されます。このうち交通ルールを中心とした問題が90問、イラストによる危険予測問題が5問の、計100点中90点で合格です。

 主な内容は、「追越し・追抜き」や「駐車・停車」など、間違いやすい文章を使ったひっかけ問題。問題文を最後までよく読んで、落ち着いて回答しましょう。

 そして技能試験では、ヘルメットやグローブといった装備品は自分で用意しなければならないのがポイント。また、長袖や長ズボン、靴などもバイクに乗るのにふさわしい服装を着用しなければなりません。

 採点は、100点の持ち点からミスの内容に応じて減点される方式で、最終的に70点以上で合格となります。

 技能試験は乗車前から厳しくチェックされ、運転姿勢も見られるため、まずは安全確認を忘れないことが重要。バイクにまたがる前でも、首を左右にふっての後方確認をしながら乗車しましょう。

実技試験は一本橋やクランク、S字などを決められた道順でクリアしていかなければならない実技試験は一本橋やクランク、S字などを決められた道順でクリアしていかなければならない

 そしてコース上には、一本橋やクランク、S字などがあり、決められた道順でクリアしていかなければなりません。なお、一本橋は5秒以上かけて渡らないと減点の対象。そのほか、急制動や踏切の一時停止、交差点での右左折や、坂道での運転操作などの項目もしっかりと細部までチェックされます。

 発進前や交差点進入時、進路変更時など、とにかくあらゆるタイミングで安全確認を怠るとまず受かりません。少し大げさなくらい首を左右にふって、確認しているという事を試験官にアピールするように安全確認をおこなうと良いでしょう。なお、左右だけでなく後方も必ず見るようにすると、より効果的です。

 また、バイクを降りるまでは気を抜いてはいけません。降車後もしっかりと左右と後方の安全確認をしてから終了することが重要。

 なお、受験前に実際のコースで練習したい人は、土日に運転コースを開放している試験場を利用するのがおすすめです。ただ、バイクを貸し出ししているところもあるようですが、基本的には各自で車両を用意しなければなりません。

 技能試験に不安を感じている人は、実際のコースで練習して自信をつけてから受験すれば、難関の一発試験を1回でパスできるかもしれません。

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